IZANAMIの"Muscat Tea"は、同ブランドの紅茶シリーズの第二弾としてリリースされたリキッドです。
味はマスカットフレーバーのする紅茶で、この両者に加えてやや甘めの調整が加えられていることで、実に吸いやすいバランスに仕上がっています。
商品のご提供はベプログショップ様です。
いつもありがとうございます。
敢えて午○の紅茶で例えると無糖ではなく、しっかりと砂糖が入っている方の味に近いですね。
ですので紅茶味で甘い味付けはちょっという方にはあまりおすすめできかねますが、その逆で甘い紅茶味が好きな方にはぜひ一度試していただきたいリキッドです。
筆者はこのVAPERSブログで何度となく主張してきたとおりかなりの甘党です。
ついでに言うのであれば、好きなリキッドは「白ブドウ」と「パープルドリーム」、最近はまっているのは「毎日シャインマスカットだな」というくらいのブドウ好きでもあります。
何が言いたいかと言うと、こういう趣味嗜好を持っているので本レビューは基本的にIZANAMIの"Muscat Tea"の美味しさを皆様に知っていただくためのものになっています。
あまり厳しく評価すると言うよりも「ここがいいですよね」という論点から評価をしていくことになりそうです。
実際今も"Muscat Tea"を吸いながらこの序文を書いているのですが、基本的に褒め言葉しか浮かんできません。
まあ、そんな筆者の事情はさておいて、この"Muscat Tea"はシンプルに美味しいフレーバーティーのリキッドに仕上がっています。
IZANAMIのリキッドはそのどれもがコンスタントに80点以上を叩き出してくるレベルの高さがあるのですが、その中でも本リキッドは90点以上の出来栄えなんじゃないかなと思いますね。
紅茶系、特にフレーバーティー好きの方にはぜひぜひ試していただいたいリキッドです。
さて本レビューでは
- Muscat Teaの概要
- 推奨のテイスティング環境
- このリキッドがおすすめの人
- このリキッドのおすすめポイント
- このリキッドの似合うシチュエーション
などについて触れながら、Muscat Teaのフレーバーについてレビューしていきます。
IZANAMI “Muscat Tea” はどんなリキッドなのか?
"Muscat Tea"は紅茶味をベースにマスカットのジューシーさと甘さが加えられている、フレーバーティー好きの心をくすぐるリキッドです。
以下に公式サイトの説明文を引用します。
紅茶をベースに芳醇なマスカットが香る、甘めのスイーツ系リキッドです。
前作キャラメルアップルティーと同様、吸った時にマスカットの風味が広がり、吐くときに紅茶の香りと渋みが鼻を抜けます。
セッティングによって変化も楽しめるリキッドです。
オススメデバイス
RDA、RTA、クリアロ、POD
甘さ ・若干甘め(★★☆☆☆)
ガンクの付きやすさ ・若干付きやすい(★★★☆☆)
前回のIZANAMI紅茶シリーズ第一弾"Caramel Apple Tea"の時も同じことを感じたのですが、色々なセッティングに対応はしていますが、これを一番美味しく吸えるのはMTLだと思います。
今回試飲はRDAで行いますが、上記記事に記載したのですが、この紅茶シリーズはPODとも非常に好相性です。
とりあえず最近のPODで一番オススメのFavostixを紹介しておきますね。
細かいワット調整が可能、オートドローも感度良好、当然のごとくUSB-C対応と、最大出力30Wと、ほぼほぼ非の打ち所のない優れた機体です。
公式の説明文の中にややガンクが付きやすいとありましたが、個人的にはRDA運用で3,4日に1回程度ドライバーンをすればあまりガンクは気にならない感じでした。
海外産の激甘リキッドにあるような、一日吸っただけでガンクが山盛りみたいなことにはならないので、その点は安心していいかなと思います。
そういえば懐かしのウーキークッキーはガンクが凄まじかったらしいですね...
IZANAMI “Muscat Tea" の基本情報
IZANAMI "Muscat Tea" の生産国は日本です。
VG:PG比率は60:40です。
最近のIZANAMIは3つのラインがあるようで
1.主にスイーツ系やフルーツ系をリリースするIZANAMIレギュラーシリーズ
2.今回ご紹介している"Muscat Tea"などのIZANAMI紅茶シリーズ
3.タバコ系専門のIZANAMIタバコシリーズ
この3つに別れています。
こうしてシリーズ化してくれると、自分のほしいリキッドが見つけやすくて助かりますね。
テイスティングを実施する環境について
以下のようなセッティングでマスカットティーをテイスティングしました。
- MOD:eLeaf iStick Pico 75W
- アトマイザー:MONOMOD.jp Orbital RDA
- ドリップチップ:アトマ付属のもの
- ワイヤー:Vape Wires Ni80 25g
- 内径:3mm
- 抵抗値:0.62Ω
- コットン:Perfection Wicks
この環境をベースにワット数を低い状態から少しずつ上げていき、それぞれの味の出方や特徴を見ていきます。
今回は20Wから5W刻みで、30Wまでをテイスティングしていきます。
吸い方はMTLです。
Orbital RDA 0.62Ω、20W設定時
まずはエアホール全閉の激重ドローで吸ってみたのですが、実に濃くていい味がしました。
マスカットと紅茶がうまく調和していて、そこにやや強めの甘さが乗っかってくる感じです。
これは前作のキャラメルアップルティーと甲乙つけがたいほどに美味しいですね。
Orbital RDA 0.62Ω、25W設定時
ミストを吸っている最中はマスカットの甘みが、そしてミストを吐き出す時に紅茶の爽やかさがそれぞれ感じられます。
吸い終わった時に口の中に甘ったるさがあまり残らないのは、後味の紅茶が非常に貢献しているのでしょうね。
これも前回のレビューで書いたと思うのですが、IZANAMIの紅茶シリーズの特徴として紅茶味のキャンディのような味わいがするという点が挙げられます。
この設定で吸っていると、リアル系紅茶よりも紅茶飴のような感じを強く受けますね。
個人的にはどちらも好きなのですが、まあここらへんは人それぞれの好みですかね。
Orbital RDA 0.62Ω、30W設定時
30Wで吸ってみましたが、味は濃いもののちょっと甘さが過度であると感じられました。
普段は甘いものは正義でスイーツもよく食べますし、リキッドも基本的には甘いものしか吸わないのですが、そんな自分でもこれはちょっとチェーンしにくいレベルでした。
というわけで今回のVAPERS的オススメ設定は、重めのMTLで0.6Ω、20W前後を推したいと思います。
20Wと25Wのどちらにするかでちょっと悩んだのですが、やはりお菓子感よりも紅茶感がよりしっかり味わえる20Wの方が好みでしたね。
更に激重が良い方は1.0Ω近辺でビルドをして、12〜14ワットくらいがしっくりくるのではないでしょうか。
イザナミ「マスカットティー」はどんな人におすすめのリキッドか?
IZANAMI紅茶シリーズ前作の「キャラメルアップルティー」がお好きな方にはこちらのリキッドもおすすめできるかと思います。
勿論他にも甘めの紅茶味がお好きな方、フレーバーティーがお好きな方などにもおすすめです。
イザナミ「マスカットティー」のおすすめポイントはどこか?
マスカットと紅茶の相性の良さが第一点。
次に午○ティーで育った世代にとってはとても嬉しい、しっかり甘い味がするのが第二点として挙げられます。
紅茶は結構好きですが、フレーバーティーは普段あまり飲まないので、個人的にはすごく新鮮な組み合わせに感じられました。
そして紅茶といえば午○ティーの世代で、ああいうしっかり甘い味がやっぱり好きという方にはかなりアピールできる味に仕上がっています。
イザナミ「マスカットティー」の似合うシチュエーションは?
お茶の時間にいただくのがやはりとても好相性です。
結構しっかり甘いので脳のリフレッシュにピッタリですね。
ダイエット中でちょっと甘いものがほしいけど、カロリーは取りたくないなんて時にも非常にいいチョイスです。
甘いミストを吸うと何故か甘いものへの欲求が満たされるのは、脳をハックしているような気がしてとても面白いです。
まとめ
IZANAMIの"Muscat Tea"はフルーツの甘味、旨味と紅茶のリラックス感が合体した、非常に完成度の高いリキッドです。
最近VAPERSブログはマスカット系の記事が結構な頻度で掲載されていますが、その中でも個人的にかなり印象深いリキッドです。
マスカット単体でも美味しいのですが、そこに紅茶をかけ合わせるとこんな風に味に深みが出るんだということを知ることが出来ました。
IZANAMIファンの方のみならず、多くの方にお試しいただきたいリキッドです。