このページではVAPEの用語を簡単にまとめてあります。
随時追加していきますので、このページに書かれていなくて気になった単語がございましたらコメントやTwitter等でお声かけください。
アトマイザー
リキッドを蒸気化させる噴霧器を指す言葉。
コイル、コットンが組み込まれておりリキッドを保持するタンク部を担うパーツ。
クリアロマイザー
タンク部がクリアパーツで透明でありリキッド残量がわかりやすいアトマイザーの一種。
主にプラスチック製、ガラス製の二種類。
グラスロマイザー
クリアロマイザーの内タンク部がガラス製のものを指す言葉。
プラスチック製と比べリキッドに含まれるメンソール成分による劣化が無いものの、衝撃で割れやすいといった欠点がある。
RBA
Rebuildable Atomizer(リビルダブル アトマイザー)の略であるアトマイザーの一種。
直訳の再構築可能なアトマイザーという意味の通り、コイルを自分で手巻き(ビルド)することで使用する。
ビルドの方法は以下の記事で詳しく解説しています。
RDA
Rebuildable Dripping Atomizer(リビルダブル ドリッピング アトマイザー)の略でありRBAの一種。
リキッドを保持するタンク部が無くアトマイザー内のコットンに直接リキッドを垂らして使用するのでドリッパーとも呼ばれる。
コットンに染み込ませた量のみしかリキッドを保持できない代わりに味も煙も良く出るといった特徴があり人気。
RTA
Rebuildable Tank Atomizer(リビルダブル タンク アトマイザー)の略でありRBAの一種。
イメージとしてはクリアロマイザーのコイルを自分でビルド(手巻き)して使用することができるタイプ。
RDAと違いタンク部にリキッドを保持することができるので使い勝手が良い上に味も煙もRDAと差支えがない。
RDTA
Rebuildable Dripping Tank Atomizer(リビルダブル ドリッピング タンク アトマイザー)の略でありRBAの一種。
RDAの下にリキッドを保持するタンクを取り付けたようなもの。
構造上、傾けたりするとリキッドが漏れる場合がありRTAと比べると少し使いにくさがあるが、上部はRDAと同様なので味、煙は非常に良い。
ウィッキング
RBAのビルドの際に行う工程。
ドライバーンを終え、抵抗値が落ち着いたコイルにコットン(ウィック)を通す作業を指す言葉。
コイル
通電し発熱させてコットンに染み込んだリキッドを気化させるパーツ。
マイクロコイル
隙間なく巻かれたコイル。
同じ巻き数でもスペースドコイルと比べ抵抗値が低くなる。
スペースドコイル
一定の間隔を空けて巻かれたコイル。
同じ巻き数でもマイクロコイルと比べ抵抗値が高くなる。
吸い方
VAPE、もとい喫煙具には2種類の吸い方がある。
DL(ダイレクトラング)
呼吸をするように、煙を直接肺へと送る吸い方。
抵抗値が低くミスト量が多い、ドローが軽い等、爆煙志向のアトマイザーはDL向き。
タバコでDLするとほぼほぼ咽る上に喉が痛い。
MTL(マウストゥラング)
一旦口内へ煙を貯めてから肺へと送る吸い方。所謂タバコ吸い。
高抵抗でミスト量が少ない、ドローが重いアトマイザーはMTL向き。
実際のタバコと同じ感覚で吸える為、喫煙者が禁煙を目的とする場合はMTL向きのアトマイザーをオススメする。
スティープ
リキッドを熟成させること。
リキッドボトルのフタを開け、暫く放置し中の空気を入れ替えてからフタを締めシェイクする、を毎日繰り返す作業。
スティープさせることでリキッドの香料と酸素が反応し、リキッドそのものの色が変わり味が変化する。
味がマイルドになる、コクが出る、ケミカル感が無くなる等の効果があり、リキッドによっては○○週間スティープ推奨、等の表記がされているものもある。
スピットバック
コイルにより熱せられたリキッドがパチパチと音を立て弾ける現象。
舌や唇に当たり火傷する恐れもあるので要注意。
スピットバック防止用のドリップチップ等も存在する。
ドライバーン(空焼き)
RBAのビルドの際に行う工程。
ビルドしたコイルを通電させ、ホットスポットと呼ばれる熱の偏りをセラミックピンセット等で整える作業を指す言葉。
ドライヒット
コットンに染み込んだリキッドが乾いてしまった状態でコイルに通電させてしまった際に、熱で焦げたコットンの煙が出てしまうこと。
ドリップチップ
アトマイザーによって蒸気化させたリキッドを吸引する為のVAPE専用マウスピース。
主に510規格で統一されており互換性があるが各アトマイザー専用のものも存在する。
形状は細身や広口、素材も金属製、樹脂製、ガラス製など様々。
ドリップチップを変えるだけでも味や香りに変化がある。
ドロー
吸気の重さを指す言葉。
しっかり吸い込まなければならない→ドローが重い。
ベントホール
MODのバッテリー収納部から外部に繋がっている空気穴のこと。
過電流などでバッテリーに大きな負担がかかった際に発生したガスを外部に逃がすための機構。
クローン品等はベントホールが空いてない粗悪な商品もあるが、その場合は内部でガスが溜まり高い圧力がかかって非常に危険である。
MOD
アトマイザーに電力を配給するためのバッテリーユニットを指す言葉。
Modification(モディフィケーション)の略であり改良、変形と言った意味がある。
数多くあるアトマイザーと組み合わせることで自分好みのVAPEにカスタマイズしていく。
コンパクトで持ち運びに便利なものもあれば高出力のバッテリーを搭載したパワフルなモデルまで様々。
デザインの似たアトマイザーとMODを選び外観を重視したり、爆煙アトマイザーに大型バッテリーMODでパフォーマンスを重視するなど、楽しみ方は十人十色。
メカニカルMOD
安全装置の類が一切ついておらず、バッテリーの電圧がそのまま出力されるMODの一種。
アトマイザーに通電する為だけの金属製の筒、といった認識。
知識がある方でないと爆発事故などの危険があるのでVAPE玄人向け。
構造上デザインはシンプルなものが多くスタイリッシュでかっこいい。
テクニカルMOD
保護回路、制御基板など安全装置が組み込まれてるMODの一種。
電力の調整やコイルの温度管理機能などが搭載されており操作も簡単なものが多く初心者向け。
このアトマイザーなら電力は○○Wが推奨、このリキッドならこの機能で○○Wだと美味しい~…など試行錯誤するのが楽しくVAPEとはなんたるかを教えてくれるタイプ。
テクニカルMODでVAPEの仕組みに慣れたらデザイン重視でメカニカルMODに以降するのも手。
スコンカーMOD
シリコン製のボトルなど、本体内部にリキッドを貯めておく機構を備えたMODのこと。
クリアロマイザーやRTA・RDTAのタンク部よりも遥かに大容量のリキッドを持ち運べる点が魅力。
ボトルを内蔵するため、サイズが大きくなりがちなことが弱点。
スコンカーMODにもメカニカル・テクニカルの2タイプが存在する。
通常のMODをスコンカーで運用できるようにするための外付けアダプターも販売されている。
コンパクトなMODをスコンカーとして使えるため、大きくなりがちというスコンカーMODの弱点をカバーできる点も魅力。
リキッド
味、香料の付いたVAPE専用の液体。
コットンに湿らせたリキッドをコイルの熱により蒸気化させて楽しむ。
フルーツ系やドリンク系、メンソール入り、ニコチン入りなど多種多様。
※法律によりニコチン入りのリキッドは国内での販売、譲渡は禁止されています。
VG/PG比率により味の出方やミストの量に差が出てくる。
VG/PG
Vegetable Glycerin(ベジタブル グリセリン)
リキッドのベースとなる植物性グリセリン。
粘度が高くVGが高いとコットンへの配給が遅くなりがち、ミスト量が多いといった特徴となる。
Propylene Glycol(プロピレン グリコール)
リキッドのベースとなる化学薬品。
PGが高い方が味が良く出ると言われている。
※あくまでこの二種の比率だけの特徴なので他の材料(香料や精製水)が多ければその限りではない。