VAPERS

喫煙者と非喫煙者が書く電子タバコVAPEのレビューブログです。

おすすめの記事:バッテリー交換や出力調整も可能なテクニカルチューブ「UWELL Nunchaku(ヌンチャク) MOD」レビュー
値段以上!大満足の爆煙系アトマイザー「DEAD RABBIT RDA 24mm」レビュー
VAPEデビューにおすすめな最新定番セット「ピコレボ21700スターターキット」レビュー
お気に入りのRDAをBF(ボトムフィーダー)化して、美味しさと大容量を両立しよう
ビルドに必要な物まとめ。COIL MASTERのツールだけ買っておけば間違いない!
アトマイザーの洗浄・メンテナンス方法
【2017年】2人が選んだ今年吸って美味しかったおすすめリキッド3選!
女性のVAPE入門にもおすすめ。爆煙スターターキット「Aspire K4」レビュー

Desire(デザイア)の「YURI RDA」(ユーリ アールディエー)のレビュー!味重視の初心者におすすめのRDA

Desire(デザイア)のYURI RDA(ユーリ アールディーエー)は、初心者向けのRDAです。

RDAに「なんか難しそう」と感じている方にお伝えしたいのが、ビルドや手入れは実はとても簡単ですということ。

VAPERS公開から約2ヶ月、リキッドレビューも増えいくつかのアトマイザーやMODの紹介をしてきました。

主に私のリキッド感想で頻繁に見かけるRDAという単語、気になっている方もいるんじゃないでしょうか。

早々に記事にして紹介したかったのですが、私もうぃるさんもVAPEについてはまだまだ知識不足な面もありレビューが遅れてしまっていました。

VAPE通の友人の協力もあり、それなりに文章にて伝えられる程度にはなったと思うので今回はRDAについて、製品の説明と共に紹介していきたいと思います。

まずはRDAってなんぞや?という方のために簡単な説明を。

f:id:weakrainit:20170919221404j:plain

RDAとは

RDAとは、Rebuildable Dripping Atomizer(リビルダブル ドリッピング アトマイザー)の略であり、アトマイザーの一種を指す言葉です。

クリアロマイザー等は専用のコイルを使用しなければなりませんが、RDAはRebuildable(再構築)の意の通り、自分でコイルをビルド(手巻き)して使用することができるのが最大の特徴です。

vapers.hatenablog.com

RDAの良いところ

コイルビルド用のワイヤーとコットンは各アトマイザー専用のコイルと比べ安価であり、ランニングコスト面で遥かに優れています。

VAPERSで紹介したものと比べるとすると、AIOの交換用コイルは5つセットで1400円ほど、Cleitoのコイルは5つセットで2000円ほどになります。

※販売店により多少は価格の変動が有ります。

対してビルド用ワイヤーは10m以上のワイヤーが1000~1500円ほどで購入でき、1つのコイルを作る時には10cm程度しか使用しないので、単純計算で100個以上のコイルを作ることができます。

使用頻度で変わりますがコイルは2週間くらいで交換することになるので、この差はかなり大きいです。

コスパの良さだけでなく、RDAは剥き出しとなっているコイル部にキャップを被せただけの構造となるので、味の濃さもミスト量も段違いに良いという利点もあります。

f:id:weakrainit:20170919214807j:plain

また、クリアロは新しい別のリキッドを入れる際にしっかりと全パーツ洗浄しなければなりませんが、RDAはコイルに通したコットンを取り換えてあげるだけで済むのでリキッドを変更する際の手間が少ないです。

色んなリキッドを美味しく楽しみたい!という方にはピッタリというわけですね。

RDAの悪いところ

RDAの欠点として、リキッドを保持するタンク部が存在しないので定期的に自分でリキッドをコイル部に垂らしてあげなければなりません

Dripping(垂らす、抽出する)の由来はこの特徴に当たり、RDAはドリッパーとも呼ばれたりします。

リキッドのボトルの形状によっては出先でサッと充填するには面倒ですね。

自室でゆったり存分に濃密な味わいのミストを楽しむことに特化させたアトマイザーと言えます。

YURI RDA

今回ご紹介するのはDesire(デザイア)YURI RDA(ユーリ アールディエー)です。

価格がピンキリなものばかりのVAPE製品ですが、このYURI RDAは比較的に安価且つ後述のビルドに関しても簡単で初心者向けとのこと。

味も良く出ると評判です。

パッケージ・内容物

f:id:weakrainit:20170813205351j:plain

タッパーのような簡素なケースです。

FLAVOR RDAの文字に味への期待が高まります。

f:id:weakrainit:20170813205410j:plain

開けてみました。

以下内容

  • YURI RDA本体

  • ドリップチップ

  • ワイドボアドリップチップ

  • ステッカー

  • 六角レンチ

  • 予備パーツ(ネジ、Oリング)

Desireの「YURI RDA」実機レビュー

f:id:weakrainit:20170813205558j:plain

YURI RDA本体。

かなりシンプルですね。

個人的にはゴテゴテしてるより好きです。

f:id:weakrainit:20170813205735j:plain

バラして各パーツ見ていきましょう。

RDAは作りが簡単でパーツ数も少ないので手入れが楽なのが良い所ですね。

f:id:weakrainit:20170813205802j:plain

付属の510規格のドリップチップ。

口は広めですが内側は徐々に狭くすぼまっています。

樹脂製なので本体が高温になっても熱が伝わりにくいのが利点。

f:id:weakrainit:20170813205822j:plain

トップキャップ。

排熱の為なのか単に開けやすくする為なのかスリットが掘ってあります。

ドリッパーは頻繁にキャップを開け閉めするので開けやすさは大事ですね。

f:id:weakrainit:20170919221339j:plain

510のドリップチップに加えワイドボアタイプのドリップチップも付属。

トップキャップを外してそのまま本体に装着します。こちらも樹脂製。

口が広いので外さなくてもドリップできますね。

f:id:weakrainit:20170813205839j:plain

スリーブには3つのエアホールが開いています。

向かいあったホール2つはコイル2つを使用するデュアルで組む場合に、残る1つは片側のみにコイル1つを取り付けるシングルで組む場合にデッキ部のエアフローに合わせてスリーブをかぶせます。

f:id:weakrainit:20170813205850j:plain

デッキ部です。

f:id:weakrainit:20170813205922j:plain

2ポール4ホールのベロシティタイプと呼ばれる比較的ビルドしやすいデッキ。

上段のホールはポールの上から、下段のホールはポールの横から、六角レンチでネジを締めてコイルを固定します。

エアフローに当たる部分は傾斜がかっており、吸い込んだ空気を真横ではなく斜め上へと送り込む作りとなっています。

こういったアトマイザーごとの煙を出すためとか、味を出すためみたいな拘りが伺える構造は見ているだけでわくわくしちゃいますね。

f:id:weakrainit:20170813205913j:plain

底は深めなのでドリッパーと言えどリキッド保持量は多いです。

てきとーにドバドバ入れても割と漏れません。

ビルド

早速組んでみましょう!

シングルでも組めますが一応デュアル用のRDAなので今回はデュアルで組んで行きます。

デュアルのデッキをシングルコイルで組んでみたい人は、こちらの記事で手順を紹介しているのでチェックしてみてください。

vapers.hatenablog.com

コイルを巻く

f:id:weakrainit:20170813210226j:plain

26+32ゲージのカンタル製クラプトンワイヤーを使用しコイルを2つ作りました。

f:id:weakrainit:20170915143525j:plain

1枚目の画像はコイルをデッキに差し込み、余った足を切り揃えた状態です。

ショートの原因になるのでホールからはみ出ないようしっかりキワで切ってあげることが大切です。

f:id:weakrainit:20170813211346j:plain

内径2mmの5巻きのコイル二つで抵抗値は約0.34Ω程度。

ドライバーン(空焼き)

f:id:weakrainit:20170813210432j:plain

通電させドライバーン(空焼き)していきます。

赤く発熱したコイルを見てホットスポットと呼ばれる熱の偏りをセラミック製のピンセット等でコイルを整え除去していきます。

画像のように、コイルの中心から熱が広がっていくようになればOKです。

ウィッキング

f:id:weakrainit:20170813210625j:plain

お次はウィッキングと呼ばれるコイルにコットンを通す作業。

コットンはビルド用のコットンを使用しました。

f:id:weakrainit:20170915143102j:plain

熱に強く加工も楽なので気に入っています。

ちょっときついかな?って程度の太さのコットンを通して…

f:id:weakrainit:20170813210739j:plain

コットンを下した時にデッキの底に付くか付かないかくらいの長さに整えます。

ハサミ等で切り揃えてもいいのですが私は指で強引にちぎって先をふわふわにさせています。

仕上げ

f:id:weakrainit:20170813210929j:plain

ピンセット等でデッキ内に収めて完成!

この時にコットンがエアホールを塞がないように注意してください。

リキッド漏れや味が出ない原因になったりします。

しっかり空気の通り道を確保してあげましょう。

f:id:weakrainit:20170813211105j:plain

リキッドをしっかりと染み込ませて…

f:id:weakrainit:20170813211123j:plain

キャップとスリーブを被せて準備完了です!

Picoちゃんはほんとに色んなアトマイザーとマッチしますね…

vapers.hatenablog.com

それでは吸ってみましょう。

使用感

ひと吸い目からクリアロとは段違いに濃密なミストに驚かされます。

ミスト量で言えばCleitoも爆煙アトマイザーと言うだけあり、かなりのミスト量でした。

しかし流石はRDA、量だけでなくミストが濃厚

舌ざわりを感じるのではないか、というくらいに味と香りの塊が口内に押し寄せてくるイメージです。

よく吸っていたリキッドですら、初めて味わったかのような衝撃を受けました。

定期的にリキッドを垂らさなければならない手間こそあれど、だからこそこの味わいって感じです。

最後に

VAPEに興味を持った方、スターターキット等から始めた方の殆どはRDAの説明を見て

「なんかよくわかんないし難しそう…」といった印象を受けると思います。

私も最初はそうでした。

しかし実際はけっこう簡単です!

長々と説明しましたが結局はコイル作ってコットン通すだけなんです。

思っていた以上に敷居は低いので少しでも興味があればチャレンジしてみてはどうでしょうか。

リキッドに合わせた抵抗値の調整やコイルの配置など、試行錯誤が楽しくもあり凝り性の方にもオススメです。

クリアロやスティックタイプとは別物の味わいをぜひ体験していただきたいです。