Aspireの"Minican+"は、まるで100円ライターのようなサイズ感であった初代"Minican"と比べ、一回り大きなサイズになりました。
その分吸いごたえや味の部分で大きな改良が加えられています。
濃い味なのは一緒ですが、より味の解像度が上がったことがまず1つ。
煙の量が増えて単純に吸いごたえが増したことが第2点目として挙げられます。
持った感じや見た目はCaliburn kokoに近いのですが、Minican+はUSB-C対応であったり、コイルがメッシュ素材であったりと、味や使い勝手の部分で非常に現代的に仕上がっています。
Minicanも悪い機種ではない、というかむしろ個人的にはこのような小さくてしっかり味の出る機材は好きなのですが、やはりVAPE本来の味を楽しむという部分で今回Aspireも大きく舵を切ってきたなという印象があります。
商品のご提供はベプログショップ様です。
いつもありがとうございます。
さて冒頭の部分でかなり熱く語ってしまったのですが、今回取り上げるMinican+はお手軽に使えるPOD型としてかなり優秀な機材に仕上がっているなと感じられました。
小さいは正義な方にとっては初代Minicanの方が好ましいであろうということは容易に推察できますが、そんな方にも味と吸いごたえというVAPEに欠かすことの出来ない要素をブラッシュアップした本機をぜひ使用したもらいたいものです。
さて本レビューでは以下のような流れでMinican+を皆様にご紹介していきます。
- Minican+のスペックと使用上の注意事項
- 実際の使用感
- まとめ
Minican+のスペックと使用上の注意事項
Minican+のパッケージには以下のようなパーツが同梱されます。
- Minican+本体 (850mAh)
- Minican POD 0.8Ω (3.0ml)
- USB type-Cケーブル
- ストラップ
- ユーザーマニュアル
このようになります。
一点注意事項としてはユーザーマニュアルに日本語の表記がない点です。
今回のレビューでも説明書に記載されている重要と思われる事項については要訳をいたしますので、Minican+を使用される方、興味があるという方はぜひ参考になさってください。
さてそれではMinican+のスペックを書き出していきます。
- ポッド容量:3.0ml
- 内蔵バッテリー容量:850mAh
- 出力モード:3.7V(固定)
- 大きさ:40✕15✕8✕75mm
- オートパフ
- コイル:0.8Ωメッシュコイル(カンタル)
- コイル交換不可
- ボトムフィル
- 別売りMinican Podsとの互換性あり
サイズ感について補足するとYシャツやTシャツの胸ポケットに入れておいても違和感のないレベルです。
紙巻きタバコの箱なんかと比べると小ぶりですし何より薄いので、その辺の使い勝手は非常に良いですね。
リキッドのチャージは非常に簡単です。
そして何点か注意事項があります。
新品のPODにリキッドをチャージする際には、リキッドがコイルのコットンによく浸透させるために、すぐ吸うのではなくそのまま5分ほど放置するようにしてください。
コイルへのダメージやドライヒットを避けるために、PODが完全に空になることがないようにしてください。
オートパフ搭載の機材ですので、コイルの焦げを避けるためにもリキッドチャージをする前にドリップチップから吸うのは避けるようにしてください。
以上のようになります。
また本機には使用状況を表すLEDが搭載されております。
以下にどのような事柄をLEDが示しているのか、またその他の挙動についてを箇条書きにします。
- 本体使用中:白色に点灯
- 低電力状態(<3.3V) :白色に10回点滅
- 長時間吸いすぎると(Vaping over-time Protection):白色に2回点滅
- 短絡防止機能が働くと(Short Circuit Protection):白色に2秒間点灯
- 低電圧保護(Low Voltage Protection):白色に10回点滅
- 過充電保護(Overcharge Protection):デバイスが自動的に充電をストップ
- オーバーヒート保護(Over Heat Protection):自動的に電源オフ
このようになります。
ショートや過充電の防止、オーバーヒートプロテクションなどの基本的な保護機能は備わっているので、安心して使用することが出来ますね。
以上が説明書の要約と基本スペックの説明になります。
さて、これからは実際にMinican+を使用して、どのような商品であるかを筆者の視点からじっくり見ていきたいと思います。
ミニカンプラスの実際の使用感
先程からサイズについて言及してきましたが、先代のMinicanと本機Minican+を並べてみるとこんな感じになります。
POD部分が巨大化したということもあるのでしょうが、横方向にも膨らんでいることがわかっていただけるかと思います。
ただし元が非常に小さいPODですので、巨大化したと言っても他のPODと同程度か、それよりもやや小さめサイズにはうまくまとまっているように見受けられます。
持った感じも重くないですし、机の上に立てていても特にバランスが悪いようには感じられません。
味については最近ハマっているIZANAMIのMuscat Teaを入れて、それで他の環境と比較してみることにしました。
普段はMTL / RDAでばかり吸っているこのリキッドですが、Minican+だとどのような味が出るのか、こういう時に感じるワクワク感はVAPEを始めてから今まで変わることがありませんね。
では早速一服してみます。
わかってはいたことでしたが、PODの大型化に伴い味の出方が前作と比べて大きく変わっています。
味の細かい部分の表現力が高く、この辺りはメッシュコイル導入の恩恵なのでしょう、Favostixなどと比べても遜色のない味が出ます。
やはりAspireのPOD型はハズレがないですね。
このマスカットティーというリキッドは甘めのフレーバーティーを再現した、非常に吸いやすいリキッドなのですが、甘みがしつこくこともなく、そして果物のジューシーさは堪能できるという素晴らしいバランスの味わいを堪能することが出来ました。
このIZANAMI "Muscat Tea"のレビューについても後日記事化したものをこのVAPERSブログにアップ予定です。
非常に美味しいリキッドですので、そちらの方も読んでいただけると幸いです。
まとめ
AspireのMinican+はサイズは前作と比べて大ぶりになったものの、味と吸いごたえという部分において大幅な改良が加えられた製品です。
レビューの依頼を頂いた時は、またあの超小型のPODが送られてくるのかと思っていたので、開けてびっくりと言った感じでした。
しかし何より驚いたのは味が素晴らしく良くなっていたことで、しばらく作業中のお友達はこれ一台になりそうな雰囲気すら漂っています。
あと個人的には透明な外装が初代のiMacを思い起こさせて地味におしゃれだなと思っていたりもします。
VAPEは見た目も本当に大事なので、こういう自分のツボに入った製品をガンガンに使い倒していきたいものです。
というわけでMinican+のレビューでした。
Aspireらしく完成度の高い商品だと思います。