Frisco Vapor（フリスコベイパー）のTHE ROCK ICED TEA（ザ ロック アイスティー）は、ピーチフレーバーの紅茶にメンソールを加えた、非常に爽快感のある味わいのリキッドです。
味わいの軸となっているのはピーチティーです。
ですがそこにガッツリとメンソールが加えられています。
吸った時の清涼感は、油断しているとむせそうになるレベルです。
リキッドで冷えたピーチティーを再現するとこういう風になるのだというのが、個人的にも発見でした。
紅茶系が好きで、なおかつメンソールがお好きな方におすすめのリキッドです。
以下では
・推奨のテイスティング環境
・このリキッドのおすすめポイント
・このリキッドの似合うシチュエーション
などについて触れながら、THE ROCK ICED TEAのフレーバーについてレビューしていきます。
Frisco Vapor ”THE ROCK ICED TEA” はどんなリキッドなのか？
THE ROCK ICED TEAはピーチティーとメンソールが組み合わされたリキッドです。
メンソールは隠し味などではなく、ガッツリと投入されています。
そのためピーチティーは結構甘めですが、後口はとてもさっぱりしたものになります。
下手をするとメンソールの辛味を感じるレベルです。
清涼感のある紅茶系リキッドを求めていた人にはうってつけの一品です。
逆にメンソールが苦手という人にはあまりおすすめできない商品です。
メンソールの刺激に慣れてくると、段々と甘みを強く感じるようになってきます。
そうなってくるとこのリキッドの持っているポテンシャルの高さがよく分かるようになります。
最初のハードルはやや高めですが、慣れてくると病みつきになる系統の味わいですよ。
Frisco Vapor ”THE ROCK ICED TEA” の基本情報
THE ROCK ICED TEAの原産国はUSA、アメリカです。
製造元のFrisco Vaporはサンフランシスコの企業です。
ラベルの写真に有名なゴールデンゲートブリッジが使われているのはそのせいです。
原材料はプロピレングリコール（PG）、植物性グリセリン（VG）、香料です。
容量は60mlです。
ニコチン等の添加物は含まれていません。
ボトルの形状はチャイルドロック付きのユニコーンボトルです。
お子さんやペットのいらっしゃる環境でも簡単に蓋が開かない構造です。
どのようなご家庭でも割と安心して使用することが出来るのが嬉しいところです。
プラスチックボトルなので万が一落としても割れる心配がないのもありがたいです。
筆者も今まで何回か瓶のボトルを倒してしまって、床にリキッドを吸わせてしまったことがあります。
そのようなことがないというのは嬉しいですね。
ノズルの先は尖っています。
アトマイザーの種類を選ばず、非常にリキッドチャージがしやすい形状です。
フリスコベイパー「ザ ロック アイスティー」をテイスティングしてみました
ザ ロック アイスティーを実際に吸ってみたところ、強めのメンソールに加えてピーチティーの味がしました。
メンソール好きの人にとってはたまらないバランスだと思います。
ですが個人的にはチェーンするのはちょっとつらいレベルです。
香りを嗅いだ時はピーチティーの香りしかしなかったので、ついうっかり油断していました。
気を抜くとむせそうになるレベルのメンソール感なので注意しながら吸っていくことにします。
テイスティングを実施する環境について
ザ ロック アイスティーをテイスティングする環境ですが、以下のような機材と設定を用います。
MOD：EHPRO Cold Steel 100
アトマイザー：Ammit MTL RDA
ドリップチップ：KEMURI product Chubby 510
ワイヤー：Geek Vape Kantal A1 26g
内径：3mm
抵抗値：0.93Ω
コットン：Perfection Wicks
この環境をベースにワット数を低い状態から少しずつ上げていき、それぞれの味の出方や特徴を見ていきます。
今回は18Wから4W刻みで、30Wまでをテイスティングしていきます。
抵抗値を高めにしたので、それに合わせてMTLで吸っていきます。
Ammit MTL RDA、0.98Ω、18W設定時
しっかりとしたピーチティーのフレーバーがあります。
そこにかなり存在感のあるメンソールが加わっています。
ピーチティーの甘さがメンソールの辛さで打ち消されます。
後口に甘さが残らないので、強烈な爽快感を味わうことが出来ます。
そこが好き嫌いが分かれる部分かもしれません。
じっくり甘さを味わいたいという方には不向きです。
個人的にはこういった味の方向性もオリジナリティがあって面白いと感じられます。
ですが正直に言って人を選ぶ味だと思います。
メンソールがあまり得意でない方はオリジナルのTHE ROCKを選んだほうが無難でしょう。
Ammit MTL RDA、0.93Ω、22W設定時
ピーチティーとしての味わいが18Wの時と比べて格段に強くなりました。
やや強めのメンソールには吸っているうちに慣れてきます。
喉へのダメージなどもほとんど感じられないレベルになりました。
ただメンソールの味わいでリキッドの本来持っている甘さが感じにくくなっています。
それがどうしても気になってしまいます。
甘さに関してはワット数を上げることで存在感を増してくるので、今後に期待です。
Ammit MTL RDA、0.93Ω、26W設定時
甘さのインパクトは増加しました。
同時にメンソール感も強くりました。
結果としてピーチティーが甘くてメンソールが辛い、なんとも不思議な味わいを醸し出しています。
吸った後の口の中のスースー感もとてもすごいです。
暑い時期にいただいた方が美味しく感じられる系統のリキッドですね。
Ammit MTL RDA、0.93Ω、30W設定時
やっと甘さと清涼感のバランスが取れてきました。
そのおかげでこれまでで一番美味しく吸うことが出来ました。
メンソールが強めなのは変わりませんが、それにも負けないしっかりした甘さがあります。
ザ ロック アイスティーはかなりピンポイントでセッティングを詰めていかないと美味しさが発揮できないリキッドです。
その分いろいろ試していける面白さはあります。
全体的に中級者〜上級者向けのリキッドだという印象を持ちました。
フリスコベイパー「ザ ロック アイスティー」はどんな人におすすめのリキッドか？
ザ ロック アイスティーはメンソール好きかつ紅茶好きのかたにおすすめしたいリキッドです。
単なるフレーバーティーではなくメンソールがかなりの存在感を放っています。
ワット数を上げると甘さの主張が増えて吸いやすくなります。
ですので本品を吸ってメンソールがキツイと感じられた方はそちらが推奨です。
吸った後の口の中の涼しさはかなり持続します。
春〜夏にかけてのシーズンで吸うと真価を発揮しそうです。
「ザ ロック アイスティー」のおすすめポイントはどこか？
ザ ロック アイスティーは強メンソールとピーチティーのさっぱり感が売りのリキッドです。
最初はメンソールの辛さが強く感じられます。
刺激にだんだんと慣れてくると、桃の甘みを感じられるようになります。
単なるフレーバーティーでないところがポイントです。
「ザ ロック アイスティー」の似合うシチュエーションは？
ザ ロック アイスティーはメンソールのすっきり感がかなりあるので、目覚ましの一服に最適です。
強力メンソールが眠気を吹き飛ばしてくれること請け合いです。
お風呂上がりなどに吸っても、涼しさを堪能できるので美味しく感じられます。
寝苦しい熱帯夜などに吸ってももいいかもしれませんね。
まとめ
Frisco VaporのTHE ROCK ICED TEAは、ピーチティーと強メンソールのサッパリ感が合体した独特の味わいのリキッドです。
メンソール好きかつ紅茶好きという方には思いっきり突き刺さる味わいです。
吸う際におすすめなのは1Ω前後で30Wくらいの設定です。
これくらいのセッティングだと、甘さと清涼感のバランスが取れた味を楽しむことが出来ます。
