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【HAKATA WAVE】 "Rum Vanilla Bacco(ラムバニラバッコ)" のレビュー!甘さ控えめのタバコ風味

梅雨の最中ですが、皆さん美味しくVAPEを吸われていますか?

今回は老舗VAPEショップのVAPE STEEZが立ち上げたオリジナルブランド「HAKATA WAVE」のリキッド ”Rum Vanilla Bacco” のレビューをしていきます。

レビュー用の商品はVAPE STEEZ様よりご提供いただきました、ありがとうございます。

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Rum Vanilla Bacco

さてRum Vanilla Baccoですが、ラムとバニラが味の基盤となり、そこに少量のタバコ風味を加えることで成立した、甘すぎず吸いやすいリキッドだとのことです。

甘さ控えめのタバコ風味ということで、大人向けの味わいになっていると予想します。

バニラは香りの想像がつきやすいのですが、そこにラムが絡むことでどういった味わいになるのかが楽しみです。

洋菓子ではよく香り付けにラムを使うので、そのような使われ方だと香り高くて美味しいこと間違いなしです。

Rum Vanilla Baccoの開発には一年もの歳月を要したとのことで、喫味の中にどれだけの工夫が込められているのかも後ほどレビューの中で見ていきます。

Rum Vanilla Bacco(ラムバニラバッコ)リキッドの基本情報

製造元はeREC合同会社、MADE IN JAPANです。

リキッドの成分ですがプロピレングリコール(PG)、ベジタブルグリセリン(VG)、香料となっています。

PGとVGの比率はPG30% : VG70%です。

VG比率が高めなので、コットンへリキッドをしっかり染み込ませてから吸うようにしましょう。

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リキッド注入の様子

スターターキットなどに付属のクリアロマイザーなどをお使いの場合は、リキッドをチャージして15分ほど放置すると、空焚きが防げます。

なお本リキッドは第三者機関での検査でもニコチン等の有害物質は検出されなかったということで、安全に吸うことが出来るリキッドになっています。

Rum Vanilla Bacco(ラムバニラバッコ)のリキッドの外観

さて手元に商品が届いたので、早速外観から見ていきます。

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ボトル外観

ボトルのデザインは黒を基盤に、真中に「煙草」の文字が記されたシンプルかつモダンなものになっています。

このデザインからも、本商品がオトナの味わいを持っているんだということが伝わってきます。 ボトルはVaperの皆さんには御馴染みのチャイルドロック付きユニコーンボトルです。

ガラスでないので落としても安全ですし、小さなお子さんがいらっしゃる環境でも、勝手に開けられることがないので安心して使うことが出来ます。

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ボトルの注意書き

注意書きには「直射日光の当たらない場所に保管してください」、「小さなお子様の手の届かない場所に保管してください」との記載があります。

早速ボトルを開けて、まずは匂いから確認していきます。

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キャップを開けて匂いを確認

蓋を開けた瞬間に「ああ、いい匂いだ」と思わずため息が漏れました。

バニラとラムが仲良く手を取り合って、お互いの良さを引き出し合っています。

そこに微かに煙草の香りが顔をのぞかせており、それが香りに力強さを加えています。

個人的にはずっとこの匂いに包まれていたいと思うくらいに気に入りました。

Rum Vanilla Bacco(ラムバニラバッコ)リキッドのテイスティング

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Pico&Ammit RDAでテイスティングしていきます

本リキッドを試飲する環境ですが、アトマイザーはGeekVape Ammit RDA、MODにiStick Picoを使用します。

使用するコイルはカンタル単線で、抵抗値は0.57Ωとなっています。

この環境をベースにどれくらい味が出るのかを少しずつ設定を変えながら見ていきます。

20W

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20W設定時

まずはワット数を20Wにして吸っていきます。

アトマイザーのエアホールは5個中1個だけ開けてあります。

吸って感じられるのはラムの香ばしさと、それを下支えするバニラ、そして全体に重さをもたらしているタバコの存在感です。

甘さは吸った瞬間にほのかに感じますが、さっと口の中で解けていきます。

口の中に甘ったるさが残らないので、非常に吸いやすいです。

元喫煙者の自分はこれを吸いながらかつて愛飲していたピースの味わいなどを思い出していました。

ピースはバニラの香りがするタバコなので、本リキッドの香りの方向性とよく似ています。

バニラの主張があるということでVCTを愛飲している方も気に入るような味わいになっています。

シンプルかつ深みもあって美味しいリキッドですね。

30W

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30W設定時

30Wはエアホール2個開けで吸っていきます。

この設定でも吸っている時に甘さが来て、吐き出す時にラムとバニラの織りなす絶妙なハーモニーが感じられます。

20Wで吸う時よりも幾分煙が軽さを増し、ラムとバニラの香りの華やかさがより引き立つような印象を受けました。

ただ味の出方は低ワットの方が濃厚なので、20Wから30Wの中間くらいで味と香りのバランスが一番取れているポイントを探すのが良いかもしれません。

40W

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40W設定時

40Wではエアホール4個開けで吸ってみました。

この設定でも味が出ないこともないのですが、いささか味わいが軽くなりすぎてしまう印象があるので、味の深さや重さを求める方には低ワットのMTLで吸うことを強くおすすめします。

DLでいけないこともないと思いますが、味わいの繊細さを堪能するのであれば、MTLで吸った方が良いでしょう。

ラムバニラバッコはどんな人にオススメのリキッドなのか

Rum Vanilla baccoはタバコ味のリキッドを求める方、VCT好きの方にオススメのリキッドです 。

タバコで例えると、ソフトパックのピースに近い味わいだという風に感じられます。

タバコをやめてVAPEデビューしたいという方にも、無理なく入っていける味になっています。

また本リキッドはMTLで本領を発揮するタイプです。

高抵抗、低ワット数でじっくり吸うと味の本領を発揮してくれます。

筆者は軽めのMTL〜重めのDL派ですが、本リキッドはできるだけ重めの設定で吸った方が美味しいと思いました。

エアホールなども最小の設定にした方が味がしっかり出てくれます。

どんなシチュエーションに合うリキッドなのか

甘み抑えめで、タバコ感が味わえ、その味わいをラムとバニラが下支えしているということで、夜にくつろぐときなどにちょうどよい、重さと華やかさを兼ね備えたリキッドに仕上がっています。

静かな夜を堪能したい時に一服すると似合うような、そんなリキッドです。

またコーヒーや紅茶などと一緒に吸うと美味しさが際立ちます。

今も本レビューを執筆しながら、コーヒーと共にRum Vanilla Baccoを吸っているのですが、久しぶりにタバコに近い感覚を得ることが出来て、非常に満足しています。

まとめ

Rum Vanilla Baccoは非常に完成度の高いタバコ系リキッドです。

タバコをやめたいという方、禁煙中で煙草の味が恋しい方には特におすすめできます。

特にバニラで着香されているタバコを吸っている方にとっては、絶好の代替品となります。

またあまり甘すぎないタバコ系リキッドを求める方にもおすすめです。

甘みが控えめな分クドさもないので、チェーンスモークが非常にはかどります。

作業をしながら気分を落ち着かせたいときなどにもピッタリのリキッドです。