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【VAPEコイル】ガンクの掃除方法!焦げつきを落とすにはドライバーンとブラシが有効

VAPEの味が変わってきたな

焦げ臭さが出てきた

このようにVAPEの味が変わってきたら、ガンク(リキッドの焦げ)が原因です。

コイルの焦げつきは、

「リキッドの味を低下させる」

「化学品のような匂いが増す」

などの影響があります。

美味しく安全にVAPEを楽しむために、コイルのガンクは、定期的に清掃しましょう。

今回の記事では、ガンクの掃除方法を主に紹介します!

コイルに付くガンクとは何か? ガンクは何故付くのか?

アトマイザーのコイルにガンクがつく原因は、リキッドの成分が焦げ付いて、それがコイルの周りで塊化するからです。

VAPEのリキッドは、

・プロピレングリコール(PG)

・ベジタブルグリセリン(VG)

といった粘度の高い液体を使っています。

一般にVG比率の高いリキッドはドロドロしていて、粘度が高いので焦げつきやすいとされています。

グリセリンは甘味料として食料品に配合されている物質です。

また、甘い味のVAPEリキッドには、甘味料が配合されていることもあります。

コイルにつくガンクは、これらの成分が熱せられて焦げ付いたものです。

甘味料が含まれている、甘い味のVAPEリキッドは焦げやすい

甘味料が含まれている、甘い味のVAPEリキッドはとても焦げやすいです。

これは甘い味を売りにしているリキッドと、甘味料を添加していないリキッドのガンクの付き具合を比較すると明らかです。

前者は本当に少し吸っただけでガンクがついてしまいます。一日VAPEを使用しただけでガンクが溜まってしまうようなリキッドも、中には存在します。

後者はコットン交換のタイミングまでガンク掃除が必要にならないこともよくあります。

甘味料としてよく使われているスクラロースは130度以上の温度で加熱すると焦げが多く発生してしまいます。

勿論甘味料の種類によっては熱に強く、ガンクのつきにくいものも存在はしているのですが、一般論として甘いリキッドほどガンクが付きやすいと覚えておいてください。

ガンク落としの基本は「ドライバーン(空焚き)」

ではどうやってガンクを掃除したら良いのでしょうか。

その基本となるのはコイルのドライバーン(空焚き)です。

まずはコイルからコットンを取って、デッキにコイルだけが固定されている状態にします。

そこからMODのパフボタンを押して、コイルを加熱していきます。

あまり長く加熱を続けてしまうとコイルが焼き切れてしまうので、注意が必要です。

そのうちにコイルに黒くこびりついていたガンクが灰になっていきます。

そうしたらパフボタンから手を離して、コイルからガンクを除去します。

このプロセスを繰り返すことで、効率的にガンクの除去が行えます。

ドライバーンをしても良いコイルとしてはいけないコイルの種類

ドライバーンが出来るコイル

Kanthal(カンタル)

Ni80(ニクロム)

SS316(ステンレス)

ビルドで最も一般的なカンタルはドライバーンが可能です。

またNi80とSS316もドライバーンが可能です。

一方ドライバーンが出来ないコイルですが

Ti(チタン)

Ni200(ニッケル)

チタンとニッケルに関しては、ドライバーンをすることで有害物質が発生するという報告があります。

ガンクが貯まった場合にはコイルごとの交換をすることをおすすめします。

ガンク掃除専用のブラシ”Coil Master VAPE BRUSH”

ガンクの掃除には人それぞれ色々な方法があって、中にはコイルを水につけるなどという過激な方法もあります。

今回は初心者でも掃除しやすい道具と方法を解説します。

コイル専用の掃除ブラシがあるのをご存知でしょうか?

それが、Coil Master VAPE Brushです。

これを使うことで本当に簡単にガンクを落とすことが出来るので、とくに初心者の方には非常におすすめの製品です。

Coil Master VAPE Brushのレビュー

このCoil Master VAPE Brushですが、ガンクの掃除に特化したブラシになっています。

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パッケージの様子、ブリスターパックになっている。

ブラシの先端の掃除をする部分がステンレスで出来ており、金属を掃除するのにぴったりなだけでなく、耐久性に優れた製品になっています。

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先端の部分はステンレス製で耐久性に優れている

また交換用の先端部分もパッケージに含まれているので、掃除がやりにくくなってきたタイミングでの交換も可能です。

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使用しない時は先端を保護できます。

ブラシを使用しない時は先端部分を保護することが出来ます。

VAPE Brushの使い方ですが、まずはガンクの付いたコイルからコットンを取り外します。

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ガンクの付いたコイル

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コットンを取り外した状態

非常に当たり前の話ですが、コットンを取り外さないとドライバーンは出来ません。

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ドライバーンの様子

ガンクが灰になったらブラシで軽くこすってあげると、コイルからポロポロとガンクが剥がれ落ちてきます。

あとはコイルがきれいになるまでドライバーンと掃除の繰り返しをします。

そうすると出来上がるのはコットンを詰め直すだけで再利用可能なコイルです。

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掃除を繰り返してきれいになったコイルの状態

ガンクの除去の最中にコイル位置がずれてしまった場合は、ブラシの柄の部分をコイルに差し込んで調整することが可能です。

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ブラシの柄の部分が2mm、2.5mm、3mmといったようにコイルの内径に対応した太さになっている。

ガンク落としの頻度について

コイルのお手入れの頻度は使用するリキッドによって上下します。   例えば激甘で有名な某リキッドは5mlの使用で、ガンク掃除が必要になるとの話です。

このようなリキッドを一日5ml吸うという方は、毎日ガンクを落とすことが要求されます。

その一方で甘味料を添加していないリキッドは、それほど神経質になる必要はありません

筆者の環境ですとコットンの交換のタイミングで、ガンク落としをすることが多いです。

コイルのガンク掃除は綿棒や歯間ブラシでも可能

先程も少し述べましたが、コイルのガンクを落とすにはいろいろな方法があります。

綿棒や歯間ブラシといったご家庭にある製品でも、ガンク掃除をすることは可能です。

綿棒の場合は特にベビー用の綿棒が掃除をしやすいのでオススメです。

デッキの中の細かい部分まで掃除をすることが出来るので、ガンク落とし以外にも活用が可能です。

歯間ブラシはコイルの内側の掃除につかえる

歯間ブラシはコイルの内側に差し込んでゴシゴシすることで、溜まった汚れを綺麗にできます。

コイルの汚れを徹底的に落として、雑味のないVAPEを味わいたいという方にはおすすめの道具です。

まとめ

以上コイルにつくガンクとその落とし方について見てきました。

改めてまとめると、まずガンクはコイルをドライバーンして焼いてしまいます

そしてその残骸をブラシなどで落とすことで、コイルの再利用が可能となります。

ガンクはVAPEの味わいを損ねる原因となるだけでなく、焦げの塊ですので放っておくと健康への影響も危惧されます。

定期的にコイルの清掃をして、ガンクを溜めないように心がけましょう。