今回の記事では3Dエアフローという特徴を持ったRDA、Ammit MTL RDAをレビューしていきます。
なお筆者はこれは2個目のRDAということで、ビルドなどに未だ不慣れなのです。
ですが、本製品は初心者もセットしやすい「デッキ構造」になっていると感じました。
Ammit MTL RDAは味も出やすく、ドローも重すぎず、軽すぎず。
ちょうど味の出方を色々と模索できる、非常に扱いやすいアトマイザーです。
ですのでRDAデビューにもオススメのアトマイザーとなっています。
- 「Ammit(アミット) MTL RDA 」の箱の「開封の儀」
- 「Ammit MTL RDA 」の構成部品など
- Ammit MTL RDA のビルド
- 試飲
- エアホール1個開け、20W設定
- エアホール3個開け、30W設定
- エアホール全開、35W設定
- まとめ
「Ammit(アミット) MTL RDA 」の箱の「開封の儀」
まずは外箱から見ていきます。
頑丈なプラスチックのケースにアトマイザーが収納されています。
右側のロゴの下には付属品の類が収納されています。
内容品ですが、ドライバー、BF用のピン、エアフローパーツ、クラプトンコイル、交換用のドリップチップ、Oリングなどです。
ネジ類がかなり小さなサイズなので、なくさないようにくれぐれも注意してください。
記事執筆にあたってビルドをしていた時も、うっかりイモネジが外れてしまって、探すのにも時間がかかりましたし、もう一回付け直すのにも時間がかかりました。
「Ammit MTL RDA 」の構成部品など
デッキの様子はこのようになっています。中央右側の2本のネジを緩めて、そこでコイルの足を止める構造になっています。
ネジを緩めすぎると、足を差し込んだ時にネジが飛んでいってしまうことがあるので要注意です。
コイルは出来るだけ真ん中に来るように、足をネジ止めする時に上手く調整するようにします。
この時点でコイルの位置が多少ずれたとしても、コイルジグなどを使って位置調整が可能なので、あまり気にしないようにしてください。
上下の深くえぐれているところにコットンを垂らして、そこからリキッドが供給されます。
この時あまりコットンがきつきつだったり、逆にスカスカだったりすると、供給がうまくいかず、結果美味しく吸うことができなくなります。
筆者もビルドは修行中の身ですが、コットンワークは実に奥が深いです。
アトマイザーごとに癖があって、どれくらいのコットン量が適切かというのもまた変わってくるので、上手く行った時は写真やメモで記録を残すことをおすすめします。
アトマイザーのキャップ部分をひっくり返してみてみると、2層構造になっていることがわかります。
この仕組みですが中心部分がミストの通り道で、周辺部分がエアーの通り道になっています。
中心部分で発生したミストはそのまま上に上がりますし、周辺から吸い込んだエアーは、デッキ下部分のエアホールへと誘導される、そんな仕組みになっています。
これによるメリットですが、公式サイト曰く「漏れ防止になる」とのことです。
RDAなどを運用すると、クリアロを使っていた頃と比べて漏れなどのトラブルに見舞われる機会が増えることは確かです。
その点で製品設計自体が漏れに強い商品を選ぶのは、ストレスのないVAPE生活を送る上で重要になってきます。
Ammit MTL RDA のビルド
今回はアトマイザーに付属してきたクラプトンコイルを使ってビルドをしていきます。
オームメーターに乗せてクラプトンコイルの抵抗値を測ったところ、0.59Ωという結果になりました。
これがあまりに低すぎる値であったりすると、安全にVAPEを運用するのに支障が出るところですが、今回はこの数値を基に味の出る範囲を探していくことにします。
デッキをオームメーターに乗せたままコットンを詰めて、そこからMODへと移し替えます。
今回もMODはiStick Picoなのですが、流石に22mmのアトマイザーを乗せるとデザイン的にピッタリとハマります。
手に持ってみても重すぎず、軽すぎずで絶妙なサイズ感です。
見た目のバランスも非常に良いです。
ドローの調整ですが、キャップの上側を回すと5個までエアホールが並んでいるので、そのうちの何個を開くかで取り込むエアーの量の調整をすることが出来ます。
本製品はMTLということが謳われていますが、エアーを全開にするとドローがとても軽くなるので、DLにも対応できるのではないかというのが個人的な意見です。
逆に一番小さな穴1個だけにしたりすると、MTL向けのドローの重さが出てきますのので、MTLからDLまで対応力に優れたRDAということが出来ます。
試飲
今回試飲には丁度スティープをしていたFive PawnsのCastle Longを使用しました。
かなり複雑な味をしたリキッドですので、設定によってどのように味が変わってくるのか、そのあたりを中心に見ていきます。
エアホール1個開け、20W設定
まずはMTL向きの設定で吸っていきます。
この設定だと本当にドローが重いので、吸う力がかなり必要となってきます。
味は全体的に非常に濃いです。
吸っていると味が全部舌の上に乗っかってきて、それが非常に重く感じられます。
MTLの醍醐味である味の濃厚さを求める向きには、非常におすすめです。
エアホール3個開け、30W設定
この設定になると味の濃さが幾分緩和され、俄然吸いやすくなってきました。
Castle Longのバーボンの香りが強く立ち、吸っているだけで酔いそうです。
トーストされたココナッツの苦味などが入り混じり、オトナな味わいが楽しめます。
ドローも重くもなく軽くもなく、ちょうどいいバランスです。
エアホール全開、35W設定
本製品はMTL向けのRDAのはずなのですが、この設定で吸うと煙の量がかなりのものになります。
ただし味わいの輪郭はかなり飛んでしまうので、使うリキッドはかなり選ぶ必要があります。
普段はMTLだけどたまにDLもいいよね、といった感じの方にはピッタリの設定ではないでしょうか。
まとめ
GeekVape Ammit MTL RDAはMTLから重めのDLまで対応可能な非常に優秀なRDAです。
ドローの調整も非常に簡単で、漏れにも強く、シングルコイルでビルドも簡単にできるので、これからRDAデビューするという方にもおすすめの製品です。
個人的にも味わいのバランスの良さが気に入りましたので、これから長く愛用していきます。