HCigar「Maze RDA」(エイチシガー メイズ)は安くておすすめの初心者向けRDAです。
最新型、って魅力的な言葉ですよね。
テレビやPC等の家電製品、スマフォやタブレット辺り最新型が出るだけでニュースにも取り上げられ世間が大騒ぎする程。
乗るしかない、このビッグウェーブに…と店先に長蛇の列を作り我先に最新型を手に入れるのだとめっちゃ必死。
従来のモノと比べ機能もデザインもより洗練されているのだから魅力的なのは当然です。
しかし皆様、その最新型も初代があるからこそというのをお忘れではないでしょうか。
シリーズの歴史を作った起源にして原点にして頂点。
初代ガンダム然り初代仮面ライダー然り一言では語れない、最新型とはまた違う魅力が初代にはあるのです。
ということで今回ご紹介するのは以前にうぃるさんがレビューしたMazeシリーズの最新型、Maze V4の初代に当たる「Maze RDA」になります。
MAZE RDA
HCigarのMaze RDA
YURIと同じくマスプロと言われる大量生産のコスト削減によりRDAの中でも約4000円と安価。(※販売店により多少の変動有)
デッキタイプも最近の変則的な凝った造りではなくRDAの基本みたいな感じで組みやすくメンテも楽なので初心者向けです。
直径 | 22mm |
---|---|
高さ | 25mm |
コイル | デュアル/シングル |
エアフロー | ボトム/サイド |
色 | ブラック、シルバー、ブルー |
最新のV4と比べて性能は…?
V4と比べて3世代も前のものなんだから型落ちなんてレベルじゃないでしょ?
と思うかもしれませんがV4の記事にてうぃるさんがV3について触れていたように、Mazeシリーズはどれもそれぞれ特徴的な構造をしており全て別物と考えて頂いて構いません。
家電などと比べてポンポン新型が出てくるので初代と言えど性能不足みたいな問題は無いです。
初代Maze発売が去年の6月、V4の発売が今年の8月ってあたり世代交代どんだけはえーんだよって話っすよね。
余談ですが当時はYURIばかり話題になっていて何故こちらは話題にならないのか不思議、なんて言われていたそうな。
近々YURIが生産終了するらしいのでMazeシリーズの今後に期待。
YURIと比べ何故話題にならなかったのか?という点からYURIとの比較をメインに紹介していきたいと思います。
パッケージ・付属品
シンプルなデザインのパッケージ。
開けると指輪みたいな感じでMaze RDA本体が収まっております。
付属品
- Maze RDA
- 510規格ドリップチップアダプター
- BF用ピン
- 六角レンチ
- 予備ネジ
- 予備Oリング
- 仕様書
Maze RDA本体。
唐草模様のようなエングレーブがかっこいいですね。
YURIと比べ背が低めで小型のMODと高相性。
各パーツに分けるとこんな感じ。
デッキ中央のピン部分も分解できますが、そのまま使う場合とメンテナンス時はここまでしかバラしません。
スレッドが切ってありトップキャップに回して取り付けます。
本体のカラーによってドリップチップのカラーも異なるようで私が購入したシルバーには緋色のドリップチップが付いてきました。綺麗。
こちらもスレッドが切ってありトップキャップに取り付けることで510規格のドリップチップも使えます。
2箇所対象になるように凸型に飛び出ておりトップキャップを回転させることで後述のサイドエアフローの調整ができます。
上部にサイドエアホールが6つ、下部にボトムエアフローが2つ。
サイドはトップキャップを回すことで、ボトムはスリーブを回すことで無段階の調整ができるようになっています。
YURIと同じく2ポール4ホールのベロシティタイプ。
少しわかりにくいですが高さの割に底は深めで思った以上にリキッドが漏れにくいです。
デュアル用デッキをシングルでビルド!
早速ビルドしていきます。
YURIと同じくデュアル前提のデッキですが今回はシングルで組んでみたいと思います。
正当なデュアルの詳しいビルド手順についてはYURIの記事にて説明をしているのでそちらをご参照ください。
MazeもYURI記事と同じビルドで問題無く使用していただけます。
参考までに、こちらはデュアルで組まれたYURI RDAです。
普通にシングルでビルドする場合、この画像のコイルを片側取り除いた形で組むことになるのですが、その場合エアーの当たり方が偏り見た目もかっこよくないです。
なので今回は少し変則的に、中央にコイルを配置したシングルビルドをしていきます。
コイルを巻く
今回使用したのは24ゲージのカンタルワイヤーです。
内径2.5mmの5巻きコイルを作成。
中央に配置するのでポールに触れないギリギリの内径を攻めて行く。
配置イメージはこんな感じ。
取り付けやすい長さに足を切り揃えS字に曲げて行きます。
取り付けました。なかなか綺麗にビルドできたと思います。
こうすればエアーの当たり方が均一になり味もよく出ます。
ドライバーンさせてホットスポットの除去。
抵抗値は0.6Ω程度に落ち着きました。
因みに通電させる際に中央のコイルが少しでもポールに触れているとショートするので参考にする場合、内径から配置からとにかく気を付けてください。
ウィッキング
ちょっときつい程度の太さでウィックを通して…
同方向に流してデッキに収めて完成。
使用感
いつものPicoに搭載。
クソかっこよくないですか!?
個人的に低価格RDAの中じゃPicoに一番似合うアトマイザーだと思います。
使ってみたところ、正直YURIと何が違うのかよくわかんない程度には味もミストも充分に出ております。
というかこの価格帯のRDAはデザインの好みで選ぶ感覚で性能はどれも似たようなレベルに落ち着くのではないでしょうか。
- サイドとボトムによるエアフローの段階調整の幅広さ
- BF(ボトムフィーダー)対応
って辺りがYURIとの差別化要素かと。
因みにエアフローをボトム全閉、サイド2ホールまで絞ってもMTL(タバコ吸い)できるほどドローは重くなりません。
YURIと同じく低抵抗で爆煙寄りの運用が向いてるかと思われます。
最後に
如何だったでしょうか。
実際に使ってみて、確かに「何故YURIばかり人気だったんだ…?」と感じる程度には価格から使い心地からYURIと何か差があるとは思えません。
個人的には小型である点、クールなエングレーブのデザイン、ちょっとオシャレなドリップチップ付きという点からこちらの方が好みですね。
購入してから暫く経ちますが、今でも愛用しているくらい気に入っております。
大人気アトマイザーシリーズの原点である本商品、RDAに手だそうか考えている方はぜひ購入してみてはどうでしょうか。
それではまた。