喫煙者の間で話題の電子タバコ、VAPE。
今回は初心者にオススメなスターターキット、Joyetech社のeGo AIOを紹介します。
パッケージ・内容説明
VAPEをよく知らない方の為に簡単な説明を交えつつキット内容の紹介を。
eGo AIO本体
シンプルでかっこいいですね。
ペンタイプと呼ばれるコンパクトな本体形状。
カラーバリエーションはシルバー以外にブラック、ホワイト、グレーなどモノトーン調。
充電用USBケーブル
VAPEは大半のものがmicroUSBによる充電式になります。
PCのUSB端子やモバイルバッテリー等でも充電が出来るので、出先でも充電切れによる心配が無いのは嬉しいですね。
ただし充電しながらの使用はVAPE本体に必要以上の熱が加わり、バッテリー破裂事故などの原因になるので気を付けましょう。(※基本的には充電中は吸えないように制限がかかっています。)
microUSBポートは本体の背面に。
0.6Ωコイル×2
VAPEの発煙量はバッテリーの電力、コイルの抵抗値等による熱量で決まります。
AIOに使われているコイルはサブオームと呼ばれる抵抗値の低いコイルなので発熱量が高く、小型ながらしっかり吸いごたえある煙が楽しめます。
コイルの熱量をわかりやすく例えると、電流は川の流れ、コイルは水車、熱量は水車の回転量、みたいなイメージです。
AIOは小さな水車を使用することで回転量を上げている、というわけですね。
封入されているコイルはAIO専用なので別のVAPEでの使用は避けてください。
コイル交換時期の目安は使い方にもよりますが2週間~1ヵ月ほどです。
ドリップチップ×2
煙を吸い込む為のVAPE専用のマウスピースです。一般的に510という規格で統一されており互換性があります。
細いものから長いもの、金属製やガラス製、樹脂製など様々な種類がありドリップチップを変えるだけでも味わいが変わったりするのがVAPEの面白い所でもあります。
AIOには短いものと少し長めなものが付いていて、短い方にはリキッドの跳ね返りを防ぐ為に中がらせん状になっています。
マニュアル(英語)
海外製なので英語のマニュアルですが日本語の簡易マニュアルも付いてくるのでご安心を。
ワランティカード
保証書。
これらがセットで2,980円になります。
※購入店により多少の変動有。リキッドが付いてくる場合も。
吸ってみた
本体構造の説明も兼ねて、使用までの手順を。
本体を分解するとこんな感じ。
アトマイザーというリキッドを蒸気化させる部分とバッテリー部分が一体型となっているのがAIOの特徴ですね。
余談ですがAIOとはALL IN ONEの略でその名の如く、と言った感じです。
キャップ部はチャイルドロック構造になっており下に押し込みながら回さないと開かないようになっています。
充電時など子供の手の届く位置に置かざるを得ない時でも多少は安心ですね。
持ち運びの際にキャップが緩んでリキッドが漏れる心配が無いのも嬉しい点です。
エアフローという吸気口の広さをキャップ上部を回すことで調整することもできます。
点と点が同じ位置に来るところが一番広く、そこから90度ずらした位置が一番狭くなります。
タンク部にリキッドを注ぐ前に先ずコイルの内側にリキッドを少量垂らし馴染ませてあげます。
コイル内にコットンが詰められており、そのコットンに染み込んだリキッドを蒸発させる仕組みなのでこれを怠ると上手く味が出ない上にリキッドの染み込んでいないコットンに熱が加わり焼け焦げたりします。
未使用のコイルを使う際は必ず行いましょう。
キャップを逆から見るとこんな感じ。
ネジが切ってあるのでここにコイルを接続します。
タンク内の容量は2mlです。
MAXのラインを越えない程度にリキッドを注ぎます。
注いだらキャップを締めそのまま15分くらい置いておきます。
これもコイル内にリキッドを馴染ませ焦がさない為の重要な手順なので必ず行いましょう。
電源OFF時にパフボタンの長押しでタンク内のLEDの色を変更することもできます。
リキッドに合わせて変えてみたりすると面白いかもしれませんね。
それでは吸ってみましょう!
タバコに近い吸いごたえ
ドロー(吸気の重さ)は割と重めで実際のタバコに近いものがあります。
ミスト量もリキッドの味も良く出ていて煙を吸っている感覚が強く喫煙者の私でも満足感が得られました。低抵抗値のコイルならでは、ですね。
喫煙にはニコチンの摂取以外にも自身の口から放つ煙による視覚的効果も重要なので、味がよく出るのは大前提としてしっかりと煙が出てくれるのは個人的に嬉しいポイントです。
良い点・悪い点
良い点
3,000円程度で購入可能な安さ
今では数多くあるスターターキットの中でも低価格なキットです。
VAPEに初めて触れる人には十二分なスペック、チャイルドロック構造やLEDの色変更など作りこみも高く
これがこんな手軽に求められるとは、と驚きました。
VAPE初心者でも扱いやすいコンパクト感
電子タバコとしての役割を担うに持ち運びがし易いというのは大きな点です。
タバコと違って火を点ける手間も無くIQOSのように時間を置いて吸わなければならない不自由さも無いのも良い所。
一体型という思い切った構造により小型化とスマートなデザインを両立しています。
悪い点
洗浄が面倒
AIO最大の弱点が洗浄が面倒というポイント
リキッドを別の種類に入れ返る際、タンク内に残ったリキッドと新しく入れたリキッドが混ざってしまってはリキッド本来の味、香りが楽しめません。
なので綺麗にタンク内を洗浄したいのですが、AIOはアトマイザーとバッテリー部分が一体型となっている為バッテリー部(主にmicroUSBポート)に水がかからないよう洗浄しなければなりません。
良い点で述べたデザイン面での利点こそあれど、アトマイザー取り外しの利くタイプと比べ洗浄に気を使い手間と時間がかかってしまうのが残念な点です。
同じペン型のVAPEと比べられればわかりやすかったのですが手元に無いのでMODタイプのistick Picoと比較。
上はアトマイザー、バッテリーユニットと分解できるのでアトマイザーだけの洗浄で済ませることができます。
メンテナンスについてはこちらの記事をご参照ください。
まとめ
冒頭でも書いた通り初心者がVAPEを始めるには充分な一本です。
個人的な唯一の欠点、洗浄が面倒というのも初めてVAPEを使う方があれこれリキッドを購入するとは考え難いので、入門用という点ではあまり気にならないところでもあります。
「VAPEが気になるけれど何を買っていいかわからない…」「お試しに低予算で、でも良いものが欲しいなあ」といった方にピッタリのスターターキットだと思います。
この記事を読んで、少しでもVAPEに興味を持った方は是非購入してみてはいかがでしょうか。