Chunky Juice(チャンキージュース)の ”S’Berry Melon”(ストロベリーメロン)は、イチゴとスイカ、そしてやや強めの清涼剤が入った、とても爽やかな味わいのリキッドです。
夏の暑い時期などに吸うと、清涼感があってとても美味しく感じられます。
清涼剤の効いたフルーツ系のお好きな方におすすめのリキッドです。
DLで吸っても味が飛ばないので、爆煙好きの方にもうってつけです。
今回は、
どんなシチュエーションが一番おすすめか
どんなテイスティング環境がおすすめか
を交えながら、ストロベリーメロンのフレーバーの感想をレビューします。
Chunky Juice “S’Berry Melon” はどんなリキッドなのか?
Chunky Juiceの ”S’Berry Melon” は、イチゴとスイカに強めの清涼剤が加わった、とても爽やかな味わいのリキッドです。
イチゴとスイカの相性がどうなのかと思われる方もいらっしゃるかも知れません。
これが実に好相性で後を引く美味しさです。
イチゴとスイカではなく、イチゴとメロンという組み合わせでは最近大人気のPHATJUICEのBLUE SLUSHなどがあります。
ストロベリーメロンも味の方向性はBLUE SLUSHに似た部分があります。
BLUE SLUSHがお気に入りという方は、ストロベリーメロンを気に入る確率も高いです。
イチゴと瓜系&清涼剤という組み合わせはまさに鉄板です。
Chunky Juice “S’Berry Melon” の基本情報
Chunky Juiceの ”S’Berry Melon” はマレーシア産のリキッドです。
原材料はプロピレングリコール(PG)、ベジタブルグリセリン(VG)、香料、甘味料となっています。
VG:PG比率は70:30です。
マレーシア産のリキッドらしく、低抵抗高ワットで焚いても味がしっかりと出ます。
甘味料がかなりしっかりと加えられています。
特に高ワットだと甘みが強い印象です。
VGの比率がやや高めで粘度の高いリキッドです。
なのでクリアロやPODでストロベリーメロンを吸う際には、コイルにしっかりとリキッドを染み込ませるようにしてください。
具体的にはリキッドチャージしてから15分ほど待つようにするとよいです。
これで喉へダメージを与えるドライヒットを避けること出来ます。
ボトルの形状はチャイルドロック付きのユニコーンボトルです。
小さなお子さんやペッドがいらっしゃる環境でも安心して使うことが出来ます。
ノズルの先端は尖っています。
ですのでアトマイザーの形状を選ばずリキッドチャージがやりやすいです。
チャンキージュース「ストロベリーメロン」をテイスティングしてみました
S'Berry Melonは低抵抗高ワットのDLで吸ってもしっかり味が出るリキッドです。
テイスティングをする前に匂いをチェックしてみました。
リキッドの蓋を開けた瞬間、イチゴとスイカの混じった実に美味しそうな香りが漂ってきました。
フルーツ系が好きな方だったらかなりの確率で気に入るであろう匂いです。
スイカの匂いがすることから暑い時期に向いているリキッドであるとの印象を受けました。
テイスティングを実施する環境について
以下のようなセッティングでS’Berry Melonをテイスティングしました。
MOD:EHPRO Cold Steel 100
アトマイザー:Mas Mods Axial RDA
ドリップチップ:KEMURI product 810 Straight Titanium
ワイヤー:WOTOFO プレビルドクラプトンコイル(Framed Staple Clapton)
内径:3mm
抵抗値:0.40Ω
コットン:Perfection Wicks
この環境をベースにワット数を低い状態から少しずつ上げていき、それぞれの味の出方や特徴を見ていきます。
今回は40Wから10W刻みで、60Wまでをテイスティングしていきます。
Axial RDA、0.4Ω、40W設定時
40Wで吸ってみたところ、この設定では味わいのすっきり感が強調される印象がありました。
フルーツの爽やかな味わいとともに、やや強めの清涼感が飛び込んできます。
イチゴもスイカもどちらもきちんと存在感を発揮しています。
イチゴは香りの華やかさで、スイカはジューシーさで味わいに貢献しています。
このワット数ではあまり甘味は強くありません。
フルーツと清涼剤の爽やかさが味の中心になっています。
非常にスッキリしていて美味しいのですが、個人的にはもう少し甘みがあってもいいかなと感じられました。
マレーシア産のリキッドはワット数を上げていくと表情が大きく変わることがよくあります。
その点大いに期待してしまいます。
Axial RDA、0.4Ω、50W設定時
50Wで吸うと、40Wの時と比べてS’Berry Melonの果実感と甘みが増しました。
ぐっと味が濃くなって、これぞマレーシアリキッドという味わいに変化しました。
スイカがやや強めで、そこに清涼感と甘さがうまく絡んでくる感じです。
若干の瓜っぽさはあります。
ですがスイカ味のリキッドによくありがちなきゅうりに似た風味ではありません。
フルーツの瑞々しさが味わえて、本当に爽やかなテイストのリキッドです。
Axial RDA、0.4Ω、60W設定時
60Wで吸うとフルーツの風味と清涼感のバランスがとても良いです。
S’Berry Melonはこの設定(0.4Ω、60W)で吸えば間違いありません。
熟したフルーツの甘さを清涼剤がさっぱりと洗い流してくれます。
個人的にはここまでで一番美味しく吸えています。
味わいの中ではイチゴよりもスイカが強めに出ている感があります。
スイカ好きの人にはたまらないのではないでしょうか。
ただしイチゴが存在感を発揮していないというわけではないので、イチゴ好きの人でも美味しく吸うことが出来ます。
清涼剤の効き具合は強いです。
ですがDLで吸ってもむせるほどではないのもありがたいですね。
味わいや清涼感のバランス感覚に優れたリキッドだという印象を強く受けました。
チャンキージュース「ストロベリーメロン」はどんな人におすすめのリキッドか?
S’Berry Melonは、イチゴとスイカの両方が好きな方におすすめのリキッドです。
爆煙で吸ってもイチゴもスイカもしっかり味が出ています。
ですのでフルーツ好きの方の満足度は高いと思います。
清涼剤の効かせ具合が若干強めなのでそこで人を選ぶかもしれません。
ですがこれくらい爽快感があったほうが暑い時期にはピッタリと来ます。
フルーツ系がお好きな方、清涼剤強めがお好きな方には全力で推したいリキッドです。
「ストロベリーメロン」のおすすめポイントはどこか?
S’Berry Melonのおすすめポイントは、まず第一にイチゴとスイカの風味の良さが挙げられます。
両方の果物の美味しい部分だけをギュッと濃縮したような味わいは特筆すべき点です。
そして次に来るのが暑い時期にピッタリな強烈な清涼感です。
特に高ワット数で甘みが強くなるリキッドなのですが、甘ったるく感じることがないのは清涼剤のおかげです。
数あるマレーシア産のフルーツ系リキッドの中でも完成度の高さが光る一品です。
まとめ
S’Berry Melonはイチゴとスイカと清涼剤が程よくミックスされた、非常に味わいのバランスの良いリキッドです。
スイカとイチゴが好きな人には最良の選択肢になり得ます。
また吸った時にかなりの爽快感があるので夏の暑い盛りに吸うと真価を発揮する系統のリキッドです。
やや強めの清涼剤が、体を内側から涼しくしてくれます。
マレーシア産リキッドらしく、低抵抗高ワットで吸っても味が飛びません。
ですのでDL派の人にもおすすめです。
筆者はこのリキッドを吸っていると、ちょっと小洒落たカフェでスムージーを飲んでいるような感覚になります。
本当に美味しいリキッドですので、ぜひ一度お試しください。