VAPEに挑戦したのはいいものの、吸った後で思いっきりむせてしまったりしまった経験はありませんか。
それだけではなく、味や香りがあまり楽しめなかったということもあるでしょう。
そんな時にVAPEの吸い方を変えることで、リキッドの本来持っている味わいを楽しめるだけでなく、むせたりすることはなくなります。
この記事でどんな吸い方があるかをチェックして、VAPEライフをよりエンジョイしていってください。
VAPEの楽しみ方について
VAPEの楽しみ方は人それぞれで、味わいを重視する人もいれば、煙の量を重視する人もいます。
そしてここがVAPEの面白い点なのですが、
・味重視派、
・煙量重視派、
それぞれに適した吸い方というのが存在します。
勿論VAPEの楽しみ方に正解などないので、どういった方法で吸おうがその人の自由なのです。
ですが、
「ちゃんとした吸い方」
を覚えることで、VAPEから得られる充実感が大きく変わってくるのもまた事実です。
本稿の目的としては目的に応じて適した吸い方をマスターすることで、より深くVAPEを楽しんでいこうということになります。
吸い方のコツ
VAPEは普通のタバコと違って火を使うことはありません。
その代りにコットンの温度を上げることでリキッドを気化させて、その煙を吸いこみます。
日本で一般的に売られているリキッドにはニコチンが含まれていませんので、VAPEで発生するのはタバコよりもかなり吸いやすい煙です。
普通のタバコは煙を一旦口の中に入れ、多い分は口から出して、残りを肺に入れる吸い方が一般的です。
これをVAPEの世界では口吸い - MTL(Mouth To Lung)と言います。
一方でVAPE特有の吸い方というのもあって、それが深呼吸型 - DL(Direct Lung)という吸い方になります。
煙を口に入れるのではなく、ダイレクトに肺に吸い込む方法です。
VAPEはむせるから健康に悪い???
VAPEを吸ってむせる場合は、吸う力の加減がわからず、煙が肺に直接入ってしまっているというのがまず考えられる理由です。
つまり深呼吸型の吸い方をしてしまっているということです。
VAPEに慣れるまでは口吸いで吸うとむせることも少なくなります。
そのうちに体がVAPEの煙という刺激に順応していきますので、爆炎を楽しみたいという方はもうしばらくの辛抱です。
また私は禁煙をしてVAPEに乗り換えたのですが、健康診断の際に肺の中の一酸化炭素濃度測定という項目があります。
普通のタバコを吸っている人はその数値が高く出るのですが、タバコは吸わなくてもVAPEをかなりよく吸う自分はその数値は全くのゼロでした。
つまりVAPEでむせることはあっても、それとイコールで健康に悪いということはありません。
むしろ普通のタバコよりは幾分ヘルシーな趣味嗜好だと言うことが出来ます。
具体的な2種類の吸い方について - 口吸いと深呼吸型 -
さて、ここからはVAPEを具体的にどうやって吸うかについて解説していきます。
上でも簡単に触れましたが、その方法は大きく分けて2つになります。
- 煙を口に入れる「口吸い」
- 煙を直接肺に入れる「深呼吸型」
です。
それぞれの吸い型の特徴について簡単に述べると共に、そのコツについても触れていきます。
口吸い(Mouth To Lung - MTL)
口吸い - MTLは、吸った煙を一旦口の中に溜めてから肺に吸い込む方法です。
イメージとしてはジュースをストローで飲むとき、口の中に一旦飲み物を吸い上げてからごくんと飲み込むような感覚です。
MTLは、煙を口の中の味蕾で感じることが出来るので、味を重視したセッティングと好相性です。
具体的には高抵抗値のコイル(いわゆるサブオームではないもの)、低いワット数、搾り気味のエアフロー、細いドロップチップなどが推奨されます。
喉への刺激は比較的少なく、ニコチン入りのリキッドなどを吸う際にもむせることは少ないです。
口吸いの吸い方はどんな人におすすめか?
MTLは、その方法自体が普通のタバコの吸い方に近いです。
タバコと併用してVAPEを使用している人、または卒煙してVAPEに乗り換えたという人、その両方に人気の吸い方です。
自分もかつて20年ほど毎日必ず一箱はタバコを吸っているというかなりのヘビースモーカーだったのでした。
ですが、卒煙とともにVAPEを始めて、今ではMTLでVAPEを楽しむほうが、リアルタバコに近い気分が味わえて快適です。
DLだと煙の量があるのですが、吸いごたえや煙の重さなどが味わえないということもあります。
タバコに近い感覚を味わいたいという人にオススメです。
リキッドの消費という観点からは、DLと比べて消費が少なくコスパに優れるのもMTLの特徴です。
サブオームの爆煙セッティングは本当に大量のリキッドを消費するので、月々の運用コストを抑えたいという人にもおすすめです。
またニコチン入りリキッドを使いたいとい方に対しても、喉への刺激の少なさという点からおすすめできる吸い方となっています。
ニコチンの濃度も比較的高い数値でも大丈夫ということが多いので、ニコチンの刺激がガッツリ欲しい方向けでもあります。
深呼吸型(Direct Lung - DL)
一方でVAPE独特の吸い方がこの深呼吸型 - DLです。
インターネットでVAPEと検索してみると、爆煙セッティングや、煙でトリックを決める動画が数多くヒットします。
そういった人たちがしているのがDLです。
煙を口の中に溜めるのではなく直接肺に吸い込む、深呼吸をする時のようなイメージです。
煙量重視の吸い方ということで推奨されるのは低抵抗(サブオーム)、高出力(高ワット数)の爆煙セッティングです。
またDLでもニコチン入りリキッドを使用している人はいますが、ニコチンの濃度はMTLと比較して低い数値で運用されているケースが多いようです。
高濃度のニコチンリキッドをDLで吸うと、かなりのVAPE上級者であってもむせることがありますので注意してください。
深呼吸型の吸い方はどんな人におすすめか?
味わいの濃さよりも、煙の多さをVAPEに求める人におすすめです。
大量の煙を発生させるのはそれ自体が楽しいですし、喫煙所で一服の際などにかなり目立つことも出来たりします。
煙で輪っかを作ったりなどのトリックを練習したいという人もDLに挑戦してもらいたいです。
またシーシャなどをよく吸う方に対しても、同じ吸い方をしますのでおすすめできる方法です。
また先程MTLはコスパに優れるということについて触れましたが、その真逆のことがDLには当てはまります。
爆煙セッティングでの運用が前提条件になっていますので、リキッドの消費はMTLと比べて非常に多くなります。
大量のミストは大量のリキッドを消費することによってのみ作り出せます。
まとめ
以上簡単にではありますが、VAPEの吸い方についてまとめてみました。
簡単に言いますと、
・口吸い - MTLは煙草を吸う方、卒煙者の方におすすめの吸い方
・深呼吸型 - DLは大量の煙を楽しみたいという人におすすめの吸い方
というのが自分の出した結論です。
同じリキッド、同じMODでも吸い方によって味わいは全く変わってきますので、色々試してみるのもVAPEの世界に余計にのめり込めるいいきっかけになることでしょう。
↓下の記事たちも、初心者に大人気のアトマイザー(Vapeを吸う機械)Vapeの害について紹介していますので、是非参考にしてみてください。