VAPEはアトマイザーやMODなど、様々な要素で構成されています。
各パーツを交換することで、味や煙量、見た目の雰囲気などを自分好みに変えることも可能です。
アトマイザーに関しては、当ブログでも入門向けからちょっと珍しい商品まで幅広く紹介しています。
しかし、VAPEを始めたばかりの初心者ですと、アトマイザーの交換は少々ハードルが高く感じてしまうのではないでしょうか。
本日はそんなVAPEのパーツの中でも、比較的安価にカスタムできるアイテムをご紹介します。
ドリップチップ
今回ご紹介するのがドリップチップと呼ばれるパーツです。
アトマイザーの先端に取り付ける、口で咥える部品のことですね。
ただの吸い口でしょ?と思われるかもしれませんが、ドリップチップの材質や形状、内径の太さが変わると、ミストの濃さや量や口当たりの良さなどが驚くほど変化します。
安い物ですと数百円程度で購入できますので、アトマイザーやMODと比べると安価に様々な商品を試せる点が魅力ですね。
ドリップチップにも510や810などの規格が存在するため、お使いのアトマイザーがどの規格なのかを予め確認しておきましょう。
アトマイザーに付属している場合も
アトマイザーやスターターキットを購入すると、複数のドリップチップが付属している場合があります。
例えば、入門向けにぴったりなオールインワンタイプのスターターキットeGo AIOでは2種類のドリップチップが付属しています。
色だけでなく形状も異なります。
クリアの方は内部が螺旋状になっており、スピットバック(加熱されたリキッドが跳ねる現象)を防止してくれます。
リキッドがパチパチと跳ねて気になる人はこういったドリップチップに交換してみると良いでしょう。
TSUBOMI(ツボミ) Driptip
さて、ここからは私が使用しているドリップチップを例として、2つの商品をご紹介させていただきます。
1つ目に紹介するのはTSUBOMI Driptip(ツボミドリップチップ)です。
※ツボミドリップチップは売り切れなので、他のおすすめのドリチを紹介しています。
花のツボミのような形状と、大理石のようなマーブル柄が特徴の商品ですね。
私が購入したのはパープルですが、他にもブルー・マーブル・レッドの計4色が販売されています。
内部はステンレスですが、表面はレジン製。
MERO3と合わせてみたが…
iStick Picoに付属していたアトマイザー「MERO3」のドリップチップと交換してみましょう。
ツボミを取り付けてみました。
黒い面はともかくとして、紫色の面は何とも微妙な感じに。
MERO3とは見た目の相性は良くありませんね。(というかこのドリチが見た目的に合うアトマイザーって存在するのかな…?)
吸ってみた
弧を描いた形状になっており、咥えた際の口当たりがとても優しくなっています。
表面のレジンも口当たりの向上に貢献してくれています。
ステンレスのドリチを使用していて、唇に触れる金属感が気になる人にはぴったりの商品ですね。
欠点としては、先端は外側の樹脂部分が薄くなっているため、長時間吸っていると熱さを感じること。
少し奥まで咥えるようにすると、熱くならずに吸い続けられます。
口当たりの優しさや個性的な外見を重視する人におすすめの商品です。
※ツボミドリップチップは売り切れなので、他のおすすめのドリチを紹介しています。
ステンレススピアチップ
もう1つの商品は、私が最も気に入っているドリップチップです。
それがこのステンレススピアチップ。
その名の通り、スピア(槍)のように細長く伸びた形状が特徴です。
スピア最大の魅力はその内径の細さで、なんと1.5mmという極細仕様。
ドリップチップの内径が細いと、ミストがぎゅっと凝縮されて味が濃くなります。
一般的なドリップチップと比較すると、スピアの細さが伝わるでしょうか。
これは吸うのが楽しみになってきますね…
ちなみに、細い内径のドリチは味が濃くなる代わりに煙の量は減るため、スモークトリック用途には向きません。
Maze V4にぴったり!
現在の私のメインRDAであるMaze V4に取り付けてみましょう。
Maze V4に取り付けてみたところ、専用品かと思うくらいに見た目の相性も抜群です!
ステンレスのドリチとシルバーのV4が良く似合っていますね。
アトマイザーに似合うドリップチップと出会えたんだなぁ…と思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。
ドリップチップを買い、そのドリチに合うアトマイザーを後から選んでいたのです。
味の良く出るドリチを探してスピアに出会いましたが、ステンレスの細長い形状はそれまでに使用していたFireflyやMad Dogには似合いそうにありませんでした。
そこで、似合うアトマイザーを買おうと考えて候補に挙がったのがMaze V4だったというわけです。
その結果はご覧の通り、見た目に関しては文句無しに仕上がりました!
吸ってみた
外見は完璧と表現しても良いほどに満足しましたが、肝心なのは味ですよね。
実際に吸ってみた感想ですが…
想像通り…いや、それ以上にリキッドの味が濃く出ておりとにかく美味しいです!
実際、他のドリップチップで吸ってみてあまり美味しく感じなかったリキッドも、スピアドリチに交換して吸うと美味しく感じられるほど。
ここ最近吸った中でも特に変化が大きかったのはBI-SOのウイスキーボンボン味ですね。
チョコレートの風味が際立ち、お酒に弱い私でも美味しく楽しめました。
詳しい感想はこちらの記事をご覧ください。
そのほか一般的なドリチと比較しての大きな違いを挙げると、メンソール入りリキッドの清涼感がマイルドになるという点があります。
ミスト量が少なくなるためか、スーッとするのは口内程度で、清涼剤強めのリキッドを吸っても喉の奥の方までは刺激が来ません。
刺激が欲しい人は普段のリキッドにメンソール系リキッドをちょい足しすると良いでしょう。
注意点
VAPEに味を重視している私にはまさにドンピシャなスピアドリップチップですが、注意点もお伝えしておきます。
それは先端部分が熱くなりやすいこと。
ツボミでも似たような感想を書きましたが、スピアドリチはその比ではありません。
商品説明にも熱を持ちやすい為、チェーンスモーク時にはやけどにご注意くださいと書かれていますが、先端部分に関してはチェーンどころか吸い始めでも滅茶苦茶熱くなります。
初めて吸った時には「他の人ってこんな温度で咥えられるの!!?」と驚愕したほど。
弧を描いている根元部分に唇が当たるくらいに深く咥えるのがコツです。
その際、熱くなっている先端部分に舌や口内が触れないように注意してください。
極細ドリチなのに低価格
極細の内径をウリにしているドリップチップですと、数千円ほどの高価な商品も珍しくありません。
しかしこのスピアドリップチップは780円と手ごろなお値段なことも嬉しいですね。
VAPEに味・香りを重視するフレーバーチェイサーには間違いなくおすすめの商品です。
その人気のため、たびたび在庫切れになってしまうことも注意点の1つかもしれませんね。
この記事を書いている2017年12月現在も在庫切れになっています。
在庫が復活した際にはこの記事に販売ページへのリンクを追記・Twitterでお知らせさせていただきます。
再入荷されましたので購入はお早めにどうぞ。
最後に
数百円で味や煙量を自分好みにカスタマイズできるドリップチップの交換は、VAPE初心者のステップアップに最適です。
MODやアトマイザーの交換よりも遥かに手軽ですので、ぜひ試してみてください。
また、皆さんおすすめのドリップチップなどございましたら、コメントやTwitterで教えていただきたいです。
お気に入りのドリップチップを見つけて、VAPEをもっともっと楽しみましょう!
それではまた。