りきっどやのもも極はその名の通り、The 日本の桃といった味わいのリキッドです。
桃特有の華やかな甘さがふわーっと香る、とても美味しい一品に仕上がっています。
ほんのりとした清涼感がありますが、これだったらスースー系が苦手な人でも余裕でいけちゃうレベルです。
提供はベプログショップ様です。
ご協力のほどいつもありがとうございます。
VAPEのフルーツ味の定番といえばブドウ系やストロベリー系が挙げられるのではないかと個人的には考えています。
ですが2021年のこの時期に来て、このりきっどやのもも極に加えて、Bandito Juicesの桃もリリースされ、一気に桃味が熱くなってきたのではないでしょうか。
Banditoの方は限定品ですが、りきっどやは定番商品としてもも極を展開していくと思われますので、入手に困らないのも安心できる点ですね。
自分自身桃はとても好きなフルーツですので、今回のレビュー依頼のお話が来た際も「やった」と一人ほくそ笑んでました。
メロンと桃とストロベリーが個人的フルーツ3強ですかね。
TwitterのVAPERSアカウント(@officialvapers)をフォローしていただいている方には、筆者がいかにメロン好きかはおなじみかとは思うのですが、ストロベリー味もそれに並んで大好きで、BanditoのTurpinなんかはフェイバリットの一つです。
上に以前のレビューへのリンクを張っておきます。
リリースされてからかなり時間が経っているリキッドですが、まだネット通販では在庫のあるショップもあるようですので、いちご好きの方は要チェックですよ。
桃はこれまでもっぱら食べる専門でしたが、リキッドがリリースされだすとこれはまたコレクションしがいがあるななんてことを考えています。
リキッド沼は一旦卒業したはずなのにおかしいですね、うん、実におかしい。
とりあえず今回はご提供いただいたもも極を隅から隅まで味わい尽くしてみようと思います。
以下では
- もも極の概要
- 推奨のテイスティング環境
- このリキッドがおすすめの人
- このリキッドのおすすめポイント
- このリキッドの似合うシチュエーション
などについて触れながら、もも極のフレーバーについてレビューしていきます。
りきっどや “もも極" はどんなリキッドなのか?
シンプルな桃味に、風味付け程度の清涼感が加えられており、ジューシーながらもさっぱりとした後味が特徴のリキッドになっています。
ただこれはVAPEのフルーツ系全般に言えるかもしれませんが、どこか本物をデフォルメしたような味わいになっていることも確かです。
ただ例えば某桃の天○水などを想像してもらえれば分かる通り、ある一点で特化している味わいの方が人の印象には強く残る傾向があります。
今例に上げた商品だとくどくない程度の甘さとすっきり感を全面に打ち出して、非常に飲みやすく仕上げていましたね。
逆に桃の若さなどはオミットされた要素ですが、これは飲みやすさに非常に貢献しているなと個人的には分析してしまいます。
個人的には限りなくリアル寄りの完熟の桃に強めのミントをトッピングしたようなリキッドも吸ってみたいなと感じなくもないのですが、このもも極のチューニングもより多くの人に嗜好に合わせてきているという点で非常に優秀であると感じられます。
わかりやすく甘くジューシーで、ほのかにスーっとした味わいは吸い飽きる可能性が低いですし、刺激が強すぎるということもありません。
本当にバランスの良い味わいのリキッドだというのが率直な感想です。
また前掲の同じくりきっどやのマスカット極のレビューのときにも散々お話し尽くしたのですが、こちらのリキッドもりきっどやらしく非常にコスパに優れた商品です。
同じ話を2度するのもなんですが、30mlで1000円を切るプライス、100mlで1650円(税込)というのは、筆者のようなお小遣いベイパーにとっては非常に助かるプライスです。
りきっどや “もも極” の基本情報
りきっどやのもも極の生産国は日本です。
PG:VG比率は40:60です。
以下にベプログショップの説明文を引用します。
- ピーチではなく「もも」です!ガッツリと濃厚な桃フレーバーを存分に味わってください!
- 味に一切の妥協はなし。極シリーズ特有の「甘さ・濃厚」をお楽しみください。
- フルーツフレーバー好きに絶対オススメ!マレーシアリキッドにも引けを取らない濃厚フルーツ感に自信があります!
非常にわかりやすく言うと、味の方向性的にはネクターではなくて天然水方面です。
某ゲームにも登場したどろり濃厚ピーチ味を期待する方は他のリキッドを探しましょう。
甘さと濃厚さは十分に感じられますが、清涼剤を上手く使用することで後クリがさっぱりしています。
マレーシア産だともっとストレートに、甘く濃い味かつ清涼剤ガン盛りだと思うので、この繊細なバランス感覚は日本特有ではないかなと思います。
炊いて吸っても味が飛ばないのは高評価ポイントです。
こんなんDLで吸ってなんぼですからねーと、自分の心の中のミルクボーイが叫んでいます。
まあそれはさておいて、吸えば吸うほど癖になる系のリキッドです。
味のバランスが絶妙で、これこの価格ってマジかと唸らされます。
製造元のサロメの企業努力恐るべしですね。
テイスティングを実施する環境について
以下のようなセッティングでマスカット極をテイスティングしました。
- MOD:EHPRO Cold Steel 100
- アトマイザー:Hell Vape Dead Rabbit RDA V2
- ドリップチップ:KEMURI PRODUCT 810
- ワイヤー:WOTOFO プリメイドコイル
- 内径:2.5mm
- 抵抗値:0.25Ω
- コットン:Perfection Wicks
この環境をベースにワット数を低い状態から少しずつ上げていき、それぞれの味の出方や特徴を見ていきます。
今回は40Wから10W刻みで、60Wまでをテイスティングしていきます。
吸い方はDLです。
Dead Rabbit RDA V2 0.25Ω、40W設定
この設定では甘さよりも、味わいのスッキリさ、みずみずしさが強く感じらます。
濃厚ではなくチェーンがしやすいレベルの濃さで、この辺りが好みだという方も多いのではないでしょうか。
いや、これは本当に美味しいですよ。
DLでだらだらと吸い続けるのであればこれくらいの設定が丁度いいと思います。
Dead Rabbit RDA V2 0.25Ω、50W設定
桃の香り、甘みともに40Wの時よりも主張が激しくなってきました。
ただ「甘すぎワロタ」となるレベルではないので、個人的にはこれくらいが結構好きかもしれません。
味の濃さを追求するのであればもっと出力を上げれば良いと思うのですが、甘さと清涼感のバランスがそれだと崩れちゃいそうなんですよね。
その点この50Wは味にしっかりとした主張がありながらも、程よい清涼感もあってとてもいいバランスだなと感じられました。
Dead Rabbit RDA V2 0.25Ω、60W設定
50Wの時とそれほど味の構成は変わっていません。
強いてあげるとすればやや甘みが増したかなくらいです。
個人的な好みとしては40〜50Wあたりがおすすめです。
年のせいか濃い味すぎると疲れちゃうんですよね。
その点この辺りだと味の濃さと後口の軽やかさが両立していて吸っていて非常に美味しい&吸い飽きないです。
りきっどや “もも極”はどんな人におすすめのリキッドか?
桃好きな人には全力でオススメのリキッドです。
特に天然水が好きだった人だったら気に入る確率が高いのではないでしょうか。
ネクター方面の味わいを期待されると、割とスッキリしているのでこれは肩透かしかもしれません。
りきっどや “もも極”のおすすめポイントはどこか?
圧倒的なコスパの良さがまず第一点。
桃の甘さと、それをくどく感じさせないチューニングの上手さが第2点です。
コスパに関しては語り尽くされているのでここでは割愛しますが、第2点目についてはぜひ吸って体感していただきたいなと思います。
甘いけど、後味すっきりで吸い飽きない、本当に神がかったバランスです。
りきっどや “もも極”の似合うシチュエーションは?
食後のデザートタイムにいただくと非常に美味しいです。
甘いものに目のない筆者は気にせず朝イチから吸っていますが、それもまた朝から多幸感に満たされて非常に良いものです。
渋めの日本茶なんかと一緒にいただくと甘さが際立っていい感じですね。
まとめ
りきっどやの「もも極」は、コスパに優れた後味軽やかな桃のリキッドです。
売りがコスパだけではないというのが恐ろしい点で、この味は値段以上に美味しい(というか他のもっと高いリキッドでもこれより美味しくないのは山ほどある)のが最高ですね。
桃がお好きな方は一度トライして見る価値のあるリキッドだと思います。