BANDITO JUICE(バンディットジュース)のBURAKKUKARANTO(ブラックカラント)は、ブラックカラント(カシスの英語名)の香りが華やかな、爆煙向きのリキッドです。
ワット数を上げるに従って香りの華やかさが増していきます。
正にブラックカラント(カシス)好きのためのリキッドです。
実はブラックカラントというのは英語の呼び方です。
フランス語ではカシスと言います。
日本語では黒スグリです。
お酒を飲む方には御馴染みのカシスオレンジや、カシスウーロンなどといったカクテルを構成するリキュールの原材料です。
そんなわけでカクテルを飲んだことのある方にとっては、割と味の想像がつきやすいかもしれません。
カクテルを飲んだことのない方のために、以下に日本ブラックカラント協会のサイトから引用をします
「ブラックカラントは、高さ1.5m程度の落葉の低木で、通常は果実が食用とされますが、種や葉も食用に用いられます。
果実は濃紫色で、直径は1cm程度、果肉は甘酸っぱく、夏季に収穫します。」
ブラックカラントはベリー類で、甘酸っぱい味がするとだけ覚えておいてもらえれば十分だと思います。
これは完全に余談なのですが、英国の小説家アガサ・クリスティの名探偵ポアロシリーズでは、主人公のポアロがこのブラックカラントのシロップを飲むシーンが良く登場します。
ポアロは完全に甘党の人として作中で描かれているので、ブラックカラントのシロップはかなり甘いものだと想像がつきます。
ちなみに日本でのブラックカラントの生産は青森県が中心で、全国生産量の約7割を占めるそうです。
さて余談も終了したところで以下では
- 推奨のテイスティング環境
- このリキッドのおすすめポイント
- このリキッドの似合うシチュエーション
などについて触れながら、BURAKKUKARANTOのフレーバーについてレビューしていきます。
- BANDITO JUICE “BURAKKUKARANTO” はどんなリキッドなのか?
- バンディットジュース「ブラックカラント」をテイスティングしてみました
- 「ブラックカラント」はどんな人にオススメのリキッドか?
- 「ブラックカラント」のおすすめポイントはどこか?
- 「ブラックカラント」の似合うシチュエーションは?
- まとめ
BANDITO JUICE “BURAKKUKARANTO” はどんなリキッドなのか?
BURAKKUKARANTOはカシスの華やかな香りと、しっかりとした甘さが特徴のリキッドです。
ただしこの匂いに癖を感じてしまう方もいらっしゃるかと思います。
なので好き嫌いはわかれるが、好きな人はとことん好きになるリキッドだということが出来ます。
この味に慣れてくると、カシスの香りと甘みの虜になっていく感があります。
知らず知らずのうちにやみつきになってしまう系のリキッドです。
BANDITO JUICE ”BURAKKUKARANTO” の基本情報
BURAKKUKARANTOの生産国はマレーシア
原材料はプロピレングリコール(PG)、ベジタブルグリセリン(VG)、自然香料、人工香料となっています。
VG:PG比は60:40です。
当然のことですがニコチンは含まれておりません。
ボトルのデザインですがBANDITOのJAPANシリーズで統一されている、鎧武者がボトルの中央に描かれたデザインです。
同じBANDITOのMANGOSUCHINとはボトルの色合いがほぼ同一です。
よく見ないと見分けがつかないのが小さなマイナスポイントでしょうか。
ボトルの形状ですが、チャイルドロック付きのユニコーンボトルです。
力を下にかけながら蓋を回すとするっと開くようになっています。
小さなお子さんやペットのいらっしゃる環境でも安心して使うことが出来ます。
ノズルの先端は尖っています。
RDA、RTA、RDTA、クリアロ、POD等デバイスを選ばすリキッドチャージはやりやすくなっています。
本リキッドも他のBANDITO JUICEのリキッドと同様、ミントの有無を選択できます。
清涼感が欲しい方はミント有りを、逆に清涼感が苦手という方はミント無しを選ばれるのが良いと思われます。
筆者は強すぎない清涼感が好きなので、ミント入りのものを購入しました。
バンディットジュース「ブラックカラント」をテイスティングしてみました
バンディットジュースのブラックカラントは、カシス好きにはたまらない香りと味のフルーツ系リキッドです。
カシスオレンジやカシスウーロンが好きな方には鉄板です。
カシスリキュールをロックで飲まれる方にはもっと突き刺さります。
リキッドの匂いですが、ちょっと癖のある甘酸っぱい果実の香りがします。
筆者的には決して苦手な癖ではありません。
ですがこれがダメという人も確実にいるであろう香りです。
テイスティングを実施する環境について
ブラックカラントをテイスティングする環境ですが、以下のような機材と設定を用います。
MOD:EHPRO Cold Steel 100
アトマイザー:WOTOFO Profile RDA
ドリップチップ:KEMURI product 810
コイル:WOTOFO メッシュコイル(カンタル)
抵抗値:0.21Ω
コットン:WOTOFO Xfiber Cotton for Profile RDA
この環境をベースにワット数を低い状態から少しずつ上げていき、それぞれの味の出方や特徴を見ていきます。
今回は40Wから10W刻みで、60Wまでをテイスティングしていきます。
吸い方はエアホール全開のDLです。
Profile RDA、0.21Ω、40W設定時
ミストを吸い込む時一瞬果実の癖を感じます。
ですがそれは決して嫌な性質の癖ではありません。
次第に口の中で華やかな香りと甘さに解けていきます。
なんとも不思議な味わいですが、甘味と酸味、そして清涼感のバランスが良いので、とても美味しく感じられます。
本リキッドに関してはこの癖があるので、清涼剤のあるバージョンのほうが、ひょっとして吸いやすいかもしれません。
Profile RDA、0.21Ω、50W設定時
甘さの主張が強くなり、カシスの癖がかなり覆い隠されるようになりました。
40Wの時は癖が先に来ていたのが、50Wになるとまず甘さのアタックが来て、その後にカシス感がやってきます。
非常に華やかな香りと相まって、吸っていると多幸感に浸ることが出来ます。
筆者は禁酒中ですが、久しぶりにカシスウーロンやカシスオレンジなんかが飲みたくなってしまいました。
Profile RDA、0.21Ω、60W設定時
やりすぎ一歩手前の甘さとカシスの華やかな匂いが相まって、非常に吸いごたえがあります。
清涼剤の効き具合もいい感じで、吸い終わった後の口のサッパリ感はかなりのものです。
ひょっとしたらブラックカラントに烏龍茶リキッドを混ぜると、自家製カシスウーロンなんかになるかもしれませんね。
筆者としてはこの設定が一番ピンときました。
「ブラックカラント」はどんな人にオススメのリキッドか?
カシス(ブラックカラント)が好きな方にぜひ吸っていただきたいリキッドです。
カシスはベリーに分類される果物なので、ベリー系のリキッドがお好きな方にも良いでしょう。
ブラックカラントは非常に華やかな香りと甘酸っぱさが特徴です。
ひょっとしたら香りが強すぎると感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
その時はワット数を下げて運用することをおすすめします。
筆者はやりすぎな位にワット数を上げて濃厚なカシスに包まれるのがとても気に入りました。
「ブラックカラント」のおすすめポイントはどこか?
カシスの華やかな味と香りを再現しているのが第一のおすすめポイントです。
癖が強く感じられるくらいのチューニングなので、好きな人はところんハマる味わいです。
本リキッドの癖が強すぎると感じられた方も多いと思います。
そういった場合は清涼剤が癖を覆い隠してくれるので、ミント入りのほうが美味しく感じられます。
「ブラックカラント」の似合うシチュエーションは?
非常に華やかな香りが特徴のリキッドなので、食後の一服に最適です。
清涼感もあるので食事の後味をいい感じに洗い流してくれます。
朝の目覚めの一服にも向いています。
圧倒的な香りの良さですっきり目を覚ますことが出来ますよ。
まとめ
BANDITO JUICEのブラックカラントは、カシスの甘酸っぱさと香りの良さが特徴のリキッドです。
味にも香りにも一癖ありますが、それがかえってこのリキッドならではの魅力を形成することに繋がっています。
MTLでもいけないことはないはないと思います。
ですが本リキッドが本領を発揮するのはやはり低抵抗高ワットのDLです。
思いっきり華やかな香りを吸い込むのは、なかなかの快感ですよ。