Cloudy O Funky(クラウディーオーファンキー / 以下COFと略します)の Jake"s Brew Cheesecake Freebase Series (ジェイクの醸造チーズケーキシリーズ) "MASTERPIECE CHEESECAKE"(マスターピースチーズケーキ)は、グラハムクラッカーの香るスイーツ系リキッドです。
名前からはもっとチーズの押し出しが強いのかと思っていました。
ですが実際に吸うとチーズ臭さは抑えめで、割と万人向きの味に仕上がっています。
商品の提供はベプログショップ様です。
いつもありがとうございます。
このジェイクの醸造チーズケーキシリーズには他にもブルーベリーや、バナナなどが存在しています。
それらに関しても後日レビューをアップいたしますので、今しばらくお待ち下さい。
さて本製品を語る上で最初に出てきたグラハムクラッカーとはなにかというところから話を始めたいと思います。
グラハムクラッカーは皮や胚芽を除去しないで製粉したいわゆる全粒粉(=グラハム粉)を用いて作られたクラッカーです。
普通の粉と比べると皮や胚芽が配合されている分、香りが高いのが特徴です。
まあ簡単に言ってしまえば全粒粉で作られたクラッカーであると、そういうことになります。
本リキッドを吸ってはじめに感じられるのは、このグラハムクラッカーの香りです。
全粒粉独特のなんとも言えない香り高さが感じられるのがたまらないという方も多いでしょう。
そこに追いかけるようにクリーム感とやや弱めのチーズ感がやってきます。
味わいでいうとグラハムクラッカー5:ホイップクリーム3.5:チーズ1.5くらいの割合です。
そして甘さですが決してしつこくはないです。
ですがしっかりと甘いので、1パフあたりの満足感はかなりあります。
チーズケーキと考えるとやや肩透かし感はあります。
ですがチーズケーキ風のスイーツ味と考えると、これがなかなか美味しいです。
以下では
- マスターピースチーズケーキの概要
- 推奨のテイスティング環境
- このリキッドがおすすめの人
- このリキッドのおすすめポイント
- このリキッドの似合うシチュエーション
などについて触れながら、マスターピースチーズケーキのフレーバーについてレビューしていきます。
COF “MASTERPIECE CHEESECAKE" はどんなリキッドなのか?
全粒粉の香りが高い、クリーム仕立てのスイーツリキッドです。
名前にチーズケーキと入っていますが、チーズ臭さはあまりありません。
例えば以前にレビューしたBraindropsのSay Cheeseのような特濃っぷりは全く感じられません。
MASTERPIECE CHEESECAKEは癖が弱い分、マイルドで吸いやすいという見方もできます。
確かにSay Cheeseは濃すぎて吸えないという人も結構いるのも事実です。
チーズの臭さまで含めて好きという方はSay Cheeseを。
もっとマイルドなチーズケーキをお求めの方はMASTERPIECE CHEESECAKEを。
それぞれ選ばれると幸せになれるんじゃないかなと思います。
COF “MASTERPIECE CHEESECAKE" の基本情報
COFの"MASTERPIECE CHEESECAKE"の生産国はマレーシアです。
原材料は植物性グリセリン、プロピレングリコール 、香料。
PG:VG比率は30:70。
ボトルの形状はチャイルドロック付きのユニコーンボトルです。
以下にベプログショップの説明文を引用します。
COF × JAKESBREWとのコラボレーションリキッド チーズケーキシリーズ3種入荷!
●JAKESBREWとのコラボレーションリキッド
●こちらのフレーバーは絶品チーズケーキ味
●バニラチーズケーキとグラハムクラックのクラストにホイップクリームをトッピングした完璧なブレンド
【Cloudy O Funky (COF)クラウディーオーファンキーとは】
Cloudy O Funkyはマレーシアに本社のあるリキッドメーカー。
ファンキーでお洒落な絵柄のボトルが特徴。
世界中で大人気のエナジードリンクにインスパイアを受けて開発したBAD BULLSなどが有名
このようになっています。
COFのリキッドですとTwitterでは定番としてBad Bulls(翼を授○るでお馴染みのあのドリンクのオマージュです)、そしてCHOCOLATE MINTの人気が高いように見受けられます。
このチーズケーキシリーズもリリースされた時はかなり話題になっていました。
それだけにこれから他のリキッドを吸っていくのも非常に楽しみです。
テイスティングを実施する環境について
以下のようなセッティングでマスターピースチーズケーキをテイスティングしました。
- MOD:EHPRO Cold Steel 100
- アトマイザー:Hell Vape Dead Rabbit RDA V2
- ドリップチップ:KEMURI PRODUCT 810
- ワイヤー:WOTOFO プリメイドコイル
- 内径:2.5mm
- 抵抗値:0.25Ω
- コットン:Perfection Wicks
この環境をベースにワット数を低い状態から少しずつ上げていき、それぞれの味の出方や特徴を見ていきます。
今回は40Wから10W刻みで、60Wまでをテイスティングしていきます。
吸い方はDLです。
Dead Rabbit RDA V2 0.25Ω、40W設定
グラハムクラッカーの香ばしさに加え、キャラメルのような甘味と苦味が感じられました。
甘さはこのワット数でも結構きっちりと出ています。
ミストを吐き出す時に優しいクリームが出てくるのがなんとも言えずに美味しいですね。
チーズ感は限りなく弱めですが、スイーツ系としての出来は上々だと思います。
Dead Rabbit RDA V2 0.25Ω、50W設定
グラハムクラッカー、ホイップクリーム、そしてバニラ。
本リキッドを生成している要素が入り混じってとても良いバランスになりました。
甘さも甘すぎ直前のギリギリのラインでとどまっていて吸いやすいです。
さっきからリキチャをする手が止まりません。
Dead Rabbit RDA V2 0.25Ω、60W設定
甘党だったらこのセッティングで行けるかもしれません。
ただグラハムクラッカーの香りが少し飛んでしまう感もありますね。
というわけでVAPER的本リキッドの推奨ワット帯は50W前後ということにしたいと思います。
このあたりが自分の環境では一番整った味になりました。
全粒粉の香ばしさ、ホイップクリームの優しさ、バニラの甘みと、否のうちどころののない味ですね。
COF「マスターピースチーズケーキ」はどんな人におすすめのリキッドか?
グラハムクラッカーが好きだという方には全力でおすすめのリキッドです。
全粒粉の香ばしさが味の根底に存在するので、気に入っていただける確率はかなり高いと思われます。
またチーズ臭すぎないチーズケーキ味リキッドをお探しの方にもぴったりですね。
チーズは正直かなり弱めです。
ですがそれを補うようにホイップクリームやバニラが加えられていて、味のバランスがとても良いです。
COF「マスターピースチーズケーキ」のおすすめポイントはどこか?
スイーツ系のリキッドとしてかなりの完成度を持っている点がおすすめポイントです。
チーズケーキというよりもグラハムクラッカー味のスイーツだと個人的には感じられます。
正直これまでグラハムクラッカー味のリキッドでピンとくるものは少なかったのですが、これは数少ない例外です。
味のバランスがとにかく良いので、吸っていて飽きることがないのが特徴です。
COF「マスターピースチーズケーキ」の似合うシチュエーションは?
スイーツ系リキッドということもあって、素直におやつの時間にいただくのが良いかと思われます。
個人的にはコーヒーとの相性が抜群だったので、ここにもおすすめとして記載しておきます。
コーヒーの苦味が、リキッドの甘さを際立たせて、極上のリラックスタイムが味わえます。
まとめ
COFの "MASTERPIECE CHEESECAKE" は、グラハムクラッカーの香る極上のスイーツ系リキッドです。
名前にもあるチーズケーキ感は弱めですが、それを補って余りある個性を持ったリキッドです。
これまでCOFのリキッドを数本レビューしてきましたが、どれもコンスタントに美味しいという印象があります。
ハズレの少ないメーカーというのは消費者にとって実に安心できる存在ですね。