Aspire(アスパイヤ)のNautilus XS(ノーチラス エックスエス)は、味がしっかり出る非常に使いやすいクリアロマイザーです。
本商品はVape用品専門店のベプログ様のご提供です。
いつも商品提供をしていただき、誠にありがとうございます。
Aspireと言えばNautilusという印象をお持ちの方も多いと思います。
本製品はNaitilus Xの進化版として登場しました。
XからXSに進化というと、AppleのiPhoneを思い起こさせますね。
携帯電話の進歩は非常に速いスピードで進んでいますが、クリアロの進化はどのようなところで感じられるのでしょうか。
本レビューでは以下のような流れでNaitilus XSの使い勝手について詳しく見ていくことにします。
- Nautilus XSの概要
- コイルの交換について
- リキッドチャージについて
- Nautilus XSでリキッドを吸ってみた
- まとめ
Aspire(アスパイヤ) "Nautilus XS(ノーチラス エックスエス)”の概要
一昔前はVAPEデビューをする人が使っていたのは高確率でクリアロマイザーでした。
かく云う筆者もRBAに目覚める前はNaitilusやMelo3などのクリアロをずっと使い続けていました。
初心者向けのお手軽なポジションというのはPOD型に奪われてしまっているというのが現状です。
しかしながらクリアロにはMODに合わせて付け替えられる、PODよりも(多くの場合は)味がしっかり出るなどといったアドバンテージがあるのも事実です。
あとはしっかり味の出るクリアロだと下手に自分でビルドをするよりも美味しかったりすることもあります。
ビルドに関してはもっと精進しなくてはいけないのですが、本製品Nautilus XSも非常に味がよく出るクリアロです。
以下に付属品とスペックを列挙します。
Naitilus XSの同梱物
- Nautilus XS本体(容量2ml)
- 0.7Ωメッシュコイル
- 1.8Ω Nautilus Xコイル
- 交換用ガラスチューブ
- ユーザーマニュアル
- 保証書
- 交換用Oリング
このようになっています。
やや抵抗値が低めのメッシュコイルと、MTL向けの1.8Ωのコイルの両方が同梱されています。
リキッドの特徴や個人の好みによって使い分けられるのは良い点ですね。
注意点としては説明書きが英語なので、ちょっと読むのが大変な所が挙げられます。
本記事内で出来る限り日本語化してお伝えしようと思いますので、Nautilus XSの購入を検討されている方は、どうか活用してやってください。
続いてアトマイザーの特徴を箇条書きにします。
- 510ドリップチップ
- アトマイザー上部からのリキッドチャージ
- タンクの容量は2ml
- 調整式のトップエアフロー
- 推奨のワッテージ
- 0.7Ωメッシュコイル:18-22W
- 1.8Ω Nautilus Xコイル:12-16W
- サイズ:22mm✕48mm
このようになっています。
ちなみにバラすとこんな感じです。
組み立ててPicoに乗せるとこんな感じになります。
新しく買ったアトマイザーは一応念の為洗うことをおすすめしたいと思います。
Nautilus XSは、0.7Ωのメッシュコイルでも最大22Wまでの推奨ということで、そんなに爆煙向きのアトマイザーではありません。
どちらかというとまったりとリキッドを味わうことに向いたクリアロです。
後述するテイスティングでは筆者が常飲しているヤマダリキッドのユズチャを使用したのですが、味わいに尖った部分が感じられず非常にマイルドなミストを楽しむことが出来ました。
コイルの交換について
手順がマニュアルに示されているので、それを翻訳します。
- 1.トップキャップを回して外す
- 2.ガラスチューブを引っ張って抜き、使用済みコイルを新しいものと交換する
- 3.グラスチューブをしっかりとはめる
- 4.トップキャップを乗せてしっかりと回して締める
このようになっています。
過去にクリアロを使用されたことがある方にとっては特に難しいと思われる点はありません。
ですが、このクリアロもチューブを外すのに結構力がいります。
レビューを書く前にパーツを洗浄したのですが、その時もかなり難儀しました。
リキッドチャージについて
リキッドチャージの手順についても同様に翻訳します。
- 1.トップキャップを回して外す
- 上からタンクにリキッドを注入する
- トップキャップを戻し、しっかり回して締める
Nautilus XSのエアフローはトップキャップに付いているので、ボトムから液漏れが発生しないのは良い点ですね。
そして重要な注意点としては、リキッドを注入する時は中央のコイルの穴ではなく、その周りのガラスタンクの部分にいれるようにしてください。
そしてリキッドを注入したら最低でも5分は放置してリキッドがコイルに浸透するのを待つようにします。
説明書には
「新しいコイルを使用する際には、リキッドを注入し、タンクを立てて、5分間放置し、コイルにリキッドが飽和するような状態にするようにしてください」
と書かれています。
もうひとつの注意書きですが
「タンクを完全に空にしないでください、タンクをリキッドで満たすことでドライヒットやコイルへのダメージを避けるようにしてください」
と書かれています。
どんなアトマイザーでも共通して言えることですが、コットンが乾いていると当然ドライヒットが発生します。
ドライヒットは味わいを損ねるだけでなく、喉へのダメージもかなりあるので、出来る限り避けるようにしてください。
Nautilus XSでリキッドを吸ってみた
というわけで一通りの説明も済んだところで、早速リキッドを吸っていきたいと思います。
上でもちょっとだけ触れましたが、今回試飲で使用するのはヤマダリキッドのユズチャです。
使用するコイルは0.7Ωのメッシュコイル、ワット数は推奨上限の22Wです。
最初エアフロー全開で吸ったところ、思ったよりドローが軽くてびっくりしました。
味もちょっと薄く感じられてしまい、やっぱりこのクリアロはDL向きではないなということを再確認させられました。
エアフローを絞り気味にしていくと、リキッドの持つ甘みや旨味が非常によく感じられます。
エアホール全閉だと個人的な好みだとドローが重すぎると感じられたのですが、ゴリゴリのMTL派の人にとってはこれくらいがちょうど良い塩梅かもしれません。
ユズチャというリキッドはじんわりMTLで吸っても、爆煙DLで吸ってもどちらも美味しいリキッドです。
Nautilus XSでユズチャを吸う時は軽めのMTLが個人的にはツボに入りました。
同じリキッドでも違うアトマイザーや設定で吸うと、味が全く変わってしまう点もVAPEの面白さですね。
味の出方も癖がなく、非常に素直な感じです。
リキッドの持つ良さを引き出してくれるようなクリアロなので、クリアロ好きだったら抑えておいて良い一品ではないでしょうか。
まとめ
AspireのNautilus XSは非常に味の出方の良いクリアロです。
特に欠点らしい欠点もなく、そつなくまとまっている印象です。
ここらへんは流石Aspireだなというふうに感じ入りますね。
PODからちょっとステップアップしてみたいという方にも良い選択肢になり得る商品だと思います。
軽めなMTLが好きな人だったら高確率で味の出方が気に入ることでしょう。
個人的には久しぶりのクリアロだったのですが、最近のはこんなに美味しくなっているんだといい意味で期待を裏切られました。
ビルドが面倒くさい時などに重宝しそうです。