ベイパーの皆さん、こんにちは。
グリーンバンデットをレビューしていきます。
今回はリキッドの海外通販を利用したことのある方には御馴染みのHiLIQ様より提供いただきました。
HiLIQ様ありがとうございます。
フレーバー自体は、緑豆アイスクリームの味を再現したリキッドです。
HiLIQと言えば圧倒的なコスパの良さで知られていますが、本リキッドもサイト上の価格はUS$5.99(30ml、ノンニコチン)と非常に安いものになっています。
また差額はかかりますが、リキッドの容量やニコチン濃度なども自由に選択することが出来ます。
このように非常にカスタマイズ性の高いリキッドメーカーです。
そんなわけでなかなか味を表現するのが難しいかも知れませんが、精一杯のボキャブラリーで緑豆アイスクリームフレーバーの味わいを語っていこうと思います。
HiLIQ(ハイリク)”Green Bandit"(グリーンバンデット)のリキッド概要
今回ご紹介するグリーンバンデットは、夏日新作という夏向けの新作シリーズの一つです(他はRed Dorayaki(レッドどら焼き)とWhite Pocari(ホワイトポカリ))。
グリーンバンデットのフレーバーについてですが、公式サイトによると
「緑豆アイスクリームの味を再現したリキッドです。
柔らかな甘味のある緑豆がメインで、小豆は緑豆の後から追うようかすかに漂っています。
清涼剤もほどよくブレンドされいて爽やかで清涼感のある夏にぴったりなリキッドです。」
とのことなのですが、まず
「緑豆とは一体何か分からない」
と頭をひねってしまう方も多いのではないでしょうか。
どうやら中国では夏の定番商品の一つにこの緑豆のアイスクリームがあるらしく、本商品はその味わいをリキッドで再現したもののようです。
漢方の観点では緑豆は体の熱を追い出したり胃腸の働きを活性化させる効果があるので、夏場の火照った体や胃腸の不調などにぴったりとくる食材なのです。
とは言っても、日本では緑豆アイスクリームを属する機会は中々ありませんし、筆者も中国に行ったことがないので実際にこれがどんな味わいかはよく分かっていません。
グリーンバンデッドのボトルデザインですが、非常にポップなものとなっています。
ポップなデザインは個人的にツボなので、これは大歓迎ですね。
原材料はプロピレングリコール(PG)、ベジタブルグリセリン(VG)、香料で構成されています。
今回試供して頂いたリキッドに関しては、VG:PG比率は70:30です。
このような言い方をするのはHiLIQのサイトでは70:30以外にも50:50のVG:PG比のリキッドを選ぶことも出来るからです。
お好みに合わせてVG:PG比を変えられるのは面白い試みですね。
ボトルの形状はチャイルドロック式のユニコーンボトルとなっています。
PODでもクリアロでもRTAでもRDTAでもリキッドチャージのしやすい形状です。
さてテイスティングの前に恒例の匂いチェックの時間なのですが、蓋を開けた瞬間に流れてきた匂いはそのまんま「あんこ」でした。
しかも粒感のある粒あんの匂いです。
緑豆アイスクリームはひょっとして中国のあずきバー的な味わいなのかもしれないという考えが浮かんだところで、ここから実際に吸っていきます。
HiLIQ(ハイリク)”Green Bandit"(グリーンバンデット)のテイスティング環境
グリーンバンデットをテイスティングする環境ですが、以下のような機材と設定を用います。
MOD:EHPRO Cold Steel 100
アトマイザー:Ammit MTL RDA
ドリップチップ:KEMURI product Chubby 510
ワイヤー:Ni80 25g
内径:3mm
抵抗値:0.51Ω
コットン:Perfection Wicks
この環境をベースにワット数を低い状態から少しずつ上げていき、それぞれの味の出方や特徴を見ていきます。
今回は25Wから5W刻みで、35Wまでをテイスティングしていきます。
25W設定時
25Wで吸ってみたところ、清涼感と豆感が同時にやってきました。
甘くない粒あんのような、あずきバーの甘みを極限まで薄くしたような味わいです。
清涼感が心地よいので、チェーンスモークするのには非常に向いています。
この味のアイスクリームがあるのも理解できます。
ただやっぱり薄味であることは否めないので、もうちょっとワット数を上げたほうが良いでしょう。
30W設定時
ここまでワット数を上げると多少甘みが強くなってきました。
同時に清涼剤の主張も強くなって、多少の苦味のようなものも感じられます。
吸った後の口の中はかなり涼やかです。
スッキリ感があるのは夏の暑い時期にはありがたいです。
試しにアトマイザーのエアホールを全開にして重めのDLで吸ってみたところ、苦味は殆どなくなったので、実はこのリキッドは案外低抵抗高ワット向きなのではないかなという気がしています。
35W設定時
最後に35Wで吸ってみました。
味わいの力強さが格段にまして、ぐっと美味しくなってきました。
あずきバーっぽさは格段にアップです。
このワット数で重めのDLで吸うと、豆類特有の癖や清涼剤の苦味なども弱まって、豆のアイスクリーム感が強くなりました。
この辺りが個人的にはスイートスポットであるという気がします。
HiLIQ(ハイリク)”Green Bandit"(グリーンバンデット)はどんな人にオススメのリキッドか?
あずきバーが好きで、清涼剤が問題ないという方にはおすすめできるリキッドです。
正直味わいの癖はかなりのものがありますが、一旦ハマると美味しく吸うことが出来ます。
中国の夏の味を体験したいという方にもおすすめです。
ちょっとだけエキゾチックな気分を味わうことが出来ますよ。
HiLIQ(ハイリク)”Green Bandit"(グリーンバンデット)はどんなシチュエーションに合うリキッドか?
真夏の暑い日に涼を求めて吸うのが一番似合うリキッドです。
清涼感が割と強めなので、暑い時期に吸うと美味しさが格段に増します。
アイスクリームっぽさというか、あずきバーっぽさがあるので、おやつの時に吸うのも良いかもしれません。
まとめ
HiLIQのグリーンバンデットは、緑豆アイスクリームという耳慣れないフレーバーでしたが、実際に吸ってみるとあずきバーのような味がするという面白いリキッドでした。
これはこれで個性があって面白い味わいなのですが、あずきやあんこが苦手な方は、あまり得意ではない味かもしれません。
今回のテイスティングは基本的に軽めのMTLで吸ったのですが、途中から試しに重めのDLに切り替えて吸ってみたところ、味わいのクセや苦味が消えて美味しかったです。
値段も非常にお手頃ですので、一度試して見る価値はあるのではないでしょうか。