コンパクトさや見た目のスマートさが人気のチューブMODと言えば、制御装置等の含まれていないメカニカル方式が一般的でした。
これまでにVAPERSで紹介したのもメカニカルのチューブMODでしたね。
「メカニカルMODは不安」「出力調整をしたい」といった考えを持っていて、なかなかチューブMODに手を出せない人も少なくありません。
今回はそんな悩みを解決するべく、チューブMODの外観とテクニカルMODの使い勝手を融合させた商品をご紹介します。
UWELL NUNCHAKU MOD
本日ご紹介するのはUWELL(ユーウェル)のテクニカル・チューブMOD「NUNCHAKU(ヌンチャク) MOD」です。
こちらはベプログ様から提供いただきました。
個人的に買おうと考えていたMODでしたので、今回提供いただけたのは本当にラッキーでした。
実機を見ていく前に、私も購入を検討していたほどのヌンチャクの魅力をお話しします。
バッテリー交換と出力調整が可能
ヌンチャクは細長いチューブ形状のテクニカルMODという商品です。
これだけならば似たような形状のテクニカルMOD、例えばAspire K4のような商品もありました。
こうした商品に対し、ヌンチャクが画期的だと感じたのは主に以下の2点です。
- バッテリー交換が可能
- 出力変更、温度管理機能を搭載
バッテリー内蔵の商品が多かった中、ヌンチャクは18650バッテリーを利用するため、バッテリーがヘタったので本体をしなければならないなんて心配がなくなりました。
さらに出力調整や温度管理モードも備えており、ヌンチャクはまさに「多機能なテクニカルMODをそのままチューブ形状にした商品」ですね。
実機レビュー
それでは実物を見ていきましょう。
ヌンチャクにはブラック・シルバー・ブルー・グリーン・パープルなど、7色のカラーバリエーションが存在しますが、私はレインボーを選択しました。
VAPEを始めたばかりの頃はレインボーカラーのアトマやMODを見ると「ええ…」と困惑していましたが、最近は1周してレインボーにハマっています。
内容品は以下。
- UWELL NUNCHAKU MOD本体
- Micro USBケーブル
- マニュアル類
付属品は最小限という感じですね。
バッテリーも付属しておりませんので別に用意する必要があります。
私のお気に入りバッテリーはBLACK CELLです。
記述されているスペックも高く、実際の使用感も他のバッテリーに比べて出力・バッテリー持ちともに優秀な印象です。
18650バッテリーの購入を検討されているのでしたらおすすめですよ。
全体的に光沢感のある本体です。
キラキラ・つやつやで美しいのですが、指紋が付きやすい点がネックですね。
正面側上部にはパフボタン、下部には+・-ボタンとディスプレイが配置されています。
背面にはMicro USB端子があり、バッテリーを挿入した状態で充電が可能です。
バッテリーをMODに入れたままでの充電が可能というのはメカニカルには無い強みですね。
アトマイザーとは510スレッドでの接続です。
バッテリーキャップは本体部分と異なりサラッとした質感になっています。
キャップを取り外してみると、バッテリーの挿入向きがわかるように内部に+マーク・キャップ側にはーマークが描かれています。
こういった、地味ですが親切な配慮はありがたいですね。
マークに描かれている通り、+が上向きになるようにしてバッテリーを挿入します。
パフボタンの連打で電源やモードを切り替えられます。
操作方法は一般的なテクニカルMODと共通ですね。
- パフボタン5回クリックで電源のON・OFF切替
- パフボタン3回クリックでモード切替
- パフボタンと+ボタン同時押しで+・-ボタンのロック・解除切替
- パフボタンとーボタン同時押しで全ボタンのロック・解除切替
Power・Ni Temp(温度管理)・SS Temp・Bypassと、必要なモードは一通り揃っています。
Power Modeでは0.5W単位で出力を調整可能で、最小5W~最大80Wとなっています。
Aspire K4と並べてみました。
22mm径のK4と比べると太いものの、バッテリー交換が可能・大型アトマイザーも違和感無く載せられるという2つのメリットが大きすぎますね。
アトマイザーとの組み合わせ例
ヌンチャクに合わせて、手持ちのレインボーカラーのアトマイザーを載せてみました。
Wotofo Recurve RDA
Recurveは24mm径の大型アトマイザーですので、サイズ感は良い感じです。
同じレインボーカラーではありますが、Recurveは光沢感が控えめですので若干ちぐはぐな印象を受けますね。
磨いて光沢感を出すと更に良いかもしれません。
VAPEFLY GALAXIES RDA
22mm径のGALAXIESですとMODに対して存在感が薄く感じますね。
Recurve同様に光沢感が抑えられている点も地味さに拍車をかけているような。
VANDY VAPE Berserker MTL RDA
18mm径の細いRDAですが、付属のビューティリング(スラントリング)を合わせることで22mm・24mmのMODとも合わせやすくなっています。
光沢感が強く、ヌンチャクによく似合っており、個人的には色・形状ともに外見面ではベストの組み合わせですね。
Cthulhu Squonk Genius Adapter
クトゥルフのスコンカーアダプターを載せてみました。
色は全く合っていませんが、太さはぴったりですね。
テクニカル・スコンカー・チューブと属性を「これでもか!」と詰め込んだ構成になっており、使い勝手は最高です。
MOD・アトマ・アダプターを全てブラックかシルバーで統一すれば見た目も素敵になりそうですね。
ヌンチャクMOD使用感
実際に使用してみた感想をまとめていきます。
握りやすく、ボタンも押しやすい
完全なストレートでなく中央が膨らんだ形状をしており、非常に握りやすいですね。
ボタンにもガタつきが無く、クリックしやすくて快適に操作できます。
指紋でべったべたになるのは綺麗な光沢ボディである以上は仕方が無いですね。
立ち上がり速い!
使ってみて驚いたのが立ち上がりの速さ。
クラプトンワイヤーやメッシュワイヤーなどで組んだアトマでも、パフボタンをクリックした瞬間からミストが勢いよく発生します。
同じワッテージ設定で他のMODに載せた場合よりも明らかに速いため、通電性が良いのかもしれませんね。
コンパクトな爆煙機として使うのが良いと感じたため、レインボーカラーの爆煙アトマを探す旅に出ることにします。
ちなみに現在はシルバーカラーのMESH RDAと組み合わせて持ち歩くことが多いです。
MESH RDAはビルド手順が簡単で、それでいてミスト量・味ともに優秀なアトマイザーです。
パワーの弱いMODだと性能を引き出せないので、通電性の良いヌンチャクとの相性はまさに最高でした。
画期的でなおかつ実用的な優等生
チューブ形状でバッテリー交換・出力調整可能という他に無い新しさが魅力のヌンチャクMOD。
このうえ立ち上がりも速いとくれば、もはや文句無し、万人におすすめできる商品ですね。
オールインワンタイプからのステップアップにもぴったりですので、ぜひチェックしてみてください。