AspireのCleito(アスパイヤー クリート)を実際に使用して、使用感や味などをレビューします。
アスパイヤーのクリートは、誰でも簡単に爆煙が楽しめるお手軽アトマイザーで、ミストの味もなめらかでとてもよいです。
爆煙好きにおすすめのアトマイザーです。
Aspire Cleito(アスパイヤー クリート)はガラス製のクリアロマイザー
Aspire Cleito(アスパイヤー クリート)はガラス製のクリアアロマイザーです。
「クリアロマイザー」とはリキッドを蒸気化させるアトマイザーの一種です。
タンク部がプラスチックやガラス製で透明なものをクリアロマイザーと呼び、ガラス製の場合グラスロマイザーとも呼びます。
どちらも、リキッドの残量が目に見えてわかりやすいといった特徴があります。
プラスチック製のアトマイザーのデメリットは、リキッドによっては含まれているメンソール成分により、アトマイザーの劣化が早まります。
ガラス製の場合、リキッドによる劣化こそ無いものの、ちょっとした衝撃で割れてしまうといった難点があります。
アスパイヤー クリートはパイレックスガラスというガラス素材を使用しています。
パイレックスガラスは耐熱、耐久性に優れていて、メンソールの強いリキッドを使用される場合でも劣化を心配する必要がありません。
アスパイヤークリートのパッケージの高級感
アスパイヤークリートのケースは、デザインが高級感があり、とてもかっこいいですね。
郵便物から出した瞬間の、パッケージが飛び出してきた瞬間の高揚感といったら。
気分が上がるパッケージだけで、とても幸福な気分を味わえます。
クリートのパッケージされている内容物は以下の通りです。
Cleito本体
Cleito専用コイル(0.2Ω)
Cleito専用コイル(0.4Ω)
交換用ガラスチューブ
ベイプバンド
ラバーカフス
ワランティカード
クリートの本体はなんかニキシー管っぽいですね。
バラして各パーツ見て行きます。
大き目なコイルそのものが本体の支柱となる構造になっているので、パーツ数が少ないですね。
その為、コイル交換の際はリキッドを吸い切らないと交換できません。
AIOのコイルと比べるとその大きさが際立ちます。
ぶっといコイルに下部の大きく空いた吸気口、加えて低抵抗と
「めちゃくちゃ煙出してやるぞ!」という意気込みが伝わってきます。
コイル交換期間は2週間くらいが目安です。
付属のドリップチップは、トップキャップの凸部に被せる形で装着するビッグボア(口の広い)タイプ。
クリートは、とにかくたくさん煙を吸わせたいらしい。
クリートが爆煙アトマイザーと呼ばれる理由ですね。
凸部の内径は510規格なので他のドリップチップも付けられます。
付属ドリップチップ固定用のラバー素材が露出するので見た目が悪くなる場合も。
トップキャップとボトムパーツ。
ガラスチューブをはめ込む部分はシリコン製となっています。
トップキャップを強く締め過ぎるとガラスチューブが割れる恐れがあるので気を付けましょう。
ボトムパーツには大き目のエアフローが三つ空いています。
ここから吸い込んだ空気が発熱したコイル内を通り気化したリキッドを口内まで届ける仕組みです。
無段階調整式で好みの広さに変えられます。
アスパイヤークリートで実際にVAPEを吸ってみた
せっかくの爆煙アトマイザーということでコイルは0.2Ωの方を使用しました。
トップリフィルタイプなのでリキッド充填が楽です。
ベイプリングとラバーカフスを付けるとこんな感じ。
Cleitoはグラスロマイザーなのでうっかり倒してしまった時など割れてしまう恐れがあります。
ベイプリングを付けることで多少は衝撃を緩和してくれます。
まずはコイルに記載されている推奨電力の最小値、55Wから吸ってみました。
吸い心地はスカスカしていてちゃんと煙出てんのか?と不安になりましたが吐いてみてビックリ。
すっごいミスト量です。
なのに吸い心地はなめらか。
とても不思議な気分になります。
ミストそのものの重みはほぼ感じられないので、人によっては味気ないかもしれません。
エアフローを半分以上閉めればドローは重めになります。
これは逆に言えば、非常にきめ細かい吸いやすいミストが出ているということでもありますね。
そしてミスト量だけでなく味もしっかりと感じられます。
とても美味しいミストです。
55W→70Wに電力アップ!
続いて一気に推奨電力の最大値、70Wまで上げて吸ってみたところ55W時の倍近く濃いミストがモクモクと口から漏れ出ます。
一気に吐き出そうとしても吐ききれないほどの量はまさに爆煙と呼ぶにふさわしいレベル。
味以上に視覚的にも楽しいですねこれは…。
ただ電力を高めに設定して吸うと、スピットバックと呼ばれるリキッドの跳ね返りが激しいです。
ニコチン入りのリキッドを使用する場合は不向きですね。
ドリップチップを長めのものや、跳ね返り防止付きのものに変えれば解決するかもしれません。
まとめ
- 爆煙な上に美味しい
「爆煙なだけで味はそこまでなんじゃないの?」
と思ってましたが、そんなことありませんでした。
自身の視界が遮られるほどの、笑えるミスト量に加え味も香りもしっかりしているとは贅沢ですね。
しかし贅沢であるが故のデメリットもあります。
- ランニングコストが高い
消耗品であるCleito専用コイルそのものが一個500円と割高です。
加えてミスト量を多くするため低抵抗値のコイルに高い電力をかけるのでMODのバッテリー消費、リキッド消費共に激しいです。
爆煙志向のアトマイザーなので仕方ない面でもありますが、禁煙用の電子タバコとして長期に渡って使用する場合は少し考え物です。
ということで総評は燃費こそ悪いものの、味も煙も充分に楽しめる優秀なアトマイザーと言った感じ。
初めて使用した時は眼前に広がる煙に謎の興奮が得られるかと。
爆煙VAPEデビューしてみたい!という方は是非購入してみてはいかがでしょうか。